二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫 ( No.294 )
日時: 2012/08/20 16:45
名前: 姫佳 (ID: j1BtfBJW)
参照: PCを(強制的に)バージョンアップしたのに、めっちゃ不便…;;

第57話「天空の使徒!」


試合が始まった。染岡が攻めあがるが、いきなり相手にボールを奪われてしまう。相手はDF陣を抜き、セインにパス。セインがヘブンドライブを放つ。円堂はイジゲン・ザ・ハンド改で止めようとしたが、簡単に破られてしまった。先制点を奪われ、ジャパンに衝撃が走る。

ラティア「セイン達が、こんなにもレベルアップしてるなんて…!!」

ラティアも驚きの色を隠せない。

リカ「な、なんやの…?!今のパワー…?!あんなシュート打つ奴等に、勝てるわけないやんか…!!」
ラティア「そうかしら?」
リカ「えっ?」
ラティア「皆は必ず勝つわ。だって、今の皆には『決意』があるもの。」
リカ「決意?」
ラティア「えぇ。『貴女を必ず救う』っていう決意がね。皆は貴女の為に戦っているのよ?じゃあ、貴女には皆を信じる義務があるんじゃないかしら?」
リカ「皆を信じる…、義務…、」

リカがフィールドに目を向けると、円堂が皆を励ましていた。

リカ「…分かった!!うち、皆を信じる!!」

リカがそういうと、ラティアは微笑んだ。そして、ポケットから鍵を取り出した。

リカ「それは…、」
ラティア「伝承の箱の鍵よ。この鍵は、何でも開けられる魔法の鍵なの。」

ラティアは鍵を使って、リカの足についている鎖を外した。

リカ「ほ、ほんまに外れた…!!」

ジャパンボールで試合再開。染岡が相手を抜きフィディオにバックパス、フィディオも相手を抜きエドガーにパス。エクスカリバーを放つが、ホーリーゾーンに止められてしまった。

リカ「止められた…!!」
ラティア「でも、シュートまでは持っていけたわ。勝てる可能性は十分ある…!!」

相手のパスを木暮がカット。その後も相手の攻撃を止め続ける。

リカ「いいでいいで!!負けへんで!!」
ラティア「えぇ!皆、互角に戦えているわ!」

相手のシュートを塔子がザ・タワーV2で止め、風丸にパス。風神の舞で相手を抜き、フィディオにパス。フィディオのオーディンソードが決まり、1‐1の同点。前半が終了した。

リカ「よっしゃあ!!同点で前半終了や!!これならいけるで!!」

ラティアはフィディオの傍に駆け寄る。

ラティア「お疲れ様!なんとか前半のうちに、同点に追いついたわね。」
フィディオ「ああ。具合はどう?」
ラティア「大丈夫よ。後半、絶対に逆転しましょうね!」
フィディオ「ああ!!」
セイン「…遂に出てきたか。」
ラティア「…私は絶対に勝つわ。覚悟しておきなさい。」

後半が始まった。相手はジャパンの選手を次々抜き去る。エンゼルボールでフィディオを抜いた。ジャパンは押されっぱなしだ。スーパーしこふみをかわし、ゴールに迫る。吹雪がスライディングでボールを奪い、ヒロトにパス。が、ゴー・トゥ・ヘブンでボールを奪われてしまった。相手がシュートを打つが、円堂が止めた。その後も、相手のシュートが容赦なく円堂に襲いかかる。その時、円堂が倒れてしまった。

ラティア「守!!」

そこに容赦なくシュートが襲いかかる。が、塔子がザ・タワーV2でなんとかクリア。

ラティア「塔子!大丈夫?」
塔子「大丈夫だよ…、」

ラティアの手を借り、塔子はなんとか立ちあがった。

ラティア「後半も残り僅か…。士郎、一郎太、私が合図したらあがって。」
風丸「あれをやる気か?」
ラティア「えぇ。今の私の体じゃ、悪魔のデビルズオーシャンを打っても止められる可能性があるわ。でも、連携技なら…、」
吹雪「カウンターを受けたら厳しいけど…、やるしかないね。」

相手のスローインをラティアがカット。そして、風丸と吹雪が走りだす。

ラティア「(今の私の体じゃ耐えられないかもしれない…。でも、この技じゃなきゃ突破できない!!お願い!!耐えて!!)アクアジェット!!」
全「「「!!!」」」

その技に、ジャパンの選手は目を見開いた。ラティアはあっという間にDF陣を抜いた。

ラティア「これで決めるわ!!」
ラティア・風丸・吹雪「「「コールドフレア!!!」」」

コールドフレアがホーリーゾーンを破り、2‐1で逆転。その時、ホイッスルが鳴り響いた。

木暮「試合終了…?」
土方「ってことは、俺達勝ったのか…?」
壁山「これでリカさん、魔王の花嫁にならなくてすむッス!!」
木暮「守った…!!俺達守ったんだ!!」

ジャパンの皆が喜んでいた時、ラティアがしゃがみこんだ。

フィディオ「ラティア!!」
ラティア「つ、疲れたぁ…、」
フィディオ「そんな体でアクアジェットを使うからだ…。」
ラティア「…ごめんなさい。でも、勝てて良かったわね!」
フィディオ「ああ。…立てるか?」
ラティア「む、無理…;」

その時、ラティアの体が宙に浮いた。ラティアは驚いて上を見上げる。

ラティア「セ、セイン?!」
セイン「誰かの為に自分を犠牲にする…。…君は相変わらずだな。」

セインは微笑んでそういった。

ラティア「セイン…、分かってくれたの…?!」
セイン「ああ…。何故、我等の先祖がサッカーで勝負をつけたのか…。サッカーは魂と魂のぶつかり合い…。我等の先祖は、その熱き魂で魔王を封印したのだ。」
ラティア「やっと分かってくれたのね…。あの壁画は、そのことを語り伝えていたのよ。」

ラティアも嬉しそうに微笑んだ。

セイン「ラティア、少し2人で話がしたいんだ。」
ラティア「分かったわ。皆は先にデモンズゲートに行ってて。」

ラティアはセインに運ばれ、神殿の中に入っていった。




***
姫佳「お久しぶりです!!え〜っと…、覚えていますか?」
ラティア「…誰?」
姫佳「主人公が覚えてなかった〜!!(大泣き)」
ラティア「煩いわね!!泣く暇があるなら、さっさと謝罪しなさいよ!!」
姫佳「…はい;えっと…、更新が遅くなってすみませんでした!!高校に入学してから、なかなか時間が取れなくて…。宿題とか宿題とか宿題とkラティア「ストップ。」
姫佳「次回はラティアとセインの過去?というより、和解です♪」
ラティア「それじゃあ、コメント待ってるわ。…本当にコメントしてくれる人なんているのかしら?」
姫佳「うぅっ…;;」