二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫 ( No.345 )
- 日時: 2012/05/22 20:05
- 名前: 姫佳 (ID: L9PtbysF)
- 参照: 今日のショッピング、楽しかった〜!!><
第62話「魔王降臨!ダークエンジェル!!(後編)」
後半が始まった。開始早々、ラティアとセインの激しいボールの奪い合い。が、ラティアの息はかなり上がっていた。動きも先程より鈍っている。怪我のダメージもあるが、天空の使徒戦で使ったアクアジェットが響いているのだろう。
その時、セインがラティアを抜いた。セインとデスタは一気にゴール前まで攻めあがる。そして、シャドウ・レイを放った。
全「「「円堂!!!」」」
ラティア・ティアラ「「守!!」」
円堂は真イジゲン・ザ・ハンドで止めた。
ティアラ「進化した…?!」
円堂はボールを受け止めた。
円堂「仲間の思いに答える!!これもサッカーだ!!」
ラティア「守!!」
円堂「ああ!!」
ラティアから円堂にパス。
サタナトス「ゴー・トゥ・ヘル!!」
ラティア「その技はもう見切ったわ!!アクアテール改!!」
ティアラ「嘘っ…?!もうギリギリのはずなのに…!!」
ティアラは驚いていた。体力が限界に近いラティアが、技を進化させたからだ。
ラティア「フィディオ!!」
フィディオがオーディンソードを放った。直後、グランドファイアG2が加わる。ジ・エンドV3を破ったが、セインとデスタが打ち返した。
ラティア「まだよ!!」
ラティアがボールを奪う。直後、円堂が走りだした。
ティアラ「えっ?!ちょ、守?!」
ティアラはまた驚いた。
ラティア「ハイドロカノンV2!!」
ラティアは円堂の方に向かって、パワーアップしたハイドロカノンを放った。
円堂「メガトンヘッドG3!!」
シュートチェインしたメガトンヘッドG3が決まり、3‐0。
ラティア「守!!ナイスシュート!!」
円堂「ラティアもナイスパスだったぜ!!」
ラティアと円堂はハイタッチを交わした。
ティアラ(GKが攻撃に加わる…。こんな面白いチーム、初めて見た!!パパ!!世界はまだまだ広いね!!)
ダークエンジェルボールで試合再開。早速ティアラがボールを奪う。
ティアラ「GKがシュート決めたんだから、FWが決めないわけにいかないよね!!」
ティアラはあっという間に相手のペナルティエリアに入った。
ティアラ(必殺技は禁止って言われたけど…、でも、私も必殺技使いたい!!守達に、私のサッカーを見せたい!!師匠!!チームの皆!!ごめんなさい!!)
ティアラの周りに、真っ赤な炎のエネルギーが集まる。
ティアラ「地獄の太陽で焼け死んでよね!!セイクレッドファイア!!」
真っ赤な炎がゴールネットを粉々にした。グラウンドに衝撃が走る。
虎丸「な、何だ…?!今の必殺技は…!!」
豪炎寺「グラウンドファイアを、はるかに超えていた…!!」
円堂「セイクレッドファイア…!!ラティア達から聞いてたけど…、あんなに凄い技だったんだ…!!」
その時、ホイッスルが鳴り響いた。4‐0で試合終了。
デスタ「馬鹿な…!!ダークエンジェルが…、魔王が負けただと…?!」
老人1「儀式は失敗に終わった…。」
老人2「魔王は再び千年の間、封印される。」
その時、セイン達の意識が元に戻った。
ラティア「セイン!!」
ラティアはセインに抱きついた。
セイン「ラ、ラティア?!///」
ラティア「良かった…!!元に戻ったのね…!!」
セイン「ああ、感謝する。」
ラティアの頭を撫でた後、セインはラティアを離した。
セイン「デスタ、指名により、お前達を封印する。」
円堂「待った!!」
ラティア「守?」
円堂「サッカーは、使命とかそんなものでやるんじゃない。もっと楽しいものだぜ!!」
セイン「えっ?何を…?」
その時、石門が開いた。
デスタ「今回は失敗したが…、次の千年後には必ず、我等魔界の民が天界を征服する!!」
そして、魔界の民達は姿を消した。
セイン「待てっ!!お前が止めなければ、奴等を永遠に封じこめることが…!!…そうか…!そうだったのか…!!」
ラティア「セイン?」
セイン「今分かった…。私の中にいる憎しみの心…、そのせいで私は悪魔につけこまれたんだ…。我等、天界の者と魔界の者とが、合体したチームが魔王そのものだとするならば、魔王とは我々の中にある醜く争う心だということになる…。」
ラティア「つまり…、伝説にあった魔王はいないってこと?」
セイン「ああ。魔王は、自分の中にあったのだから。先祖は、魂と魂のぶつかり合うことの大切さ、それを伝える為だけにサッカーを選んだのではない。自分自身の醜い心を抑える為の修行としてサッカーを選んだのだ。」
ラティア「セインの言うとおりかもしれないわね。」
セインは円堂の方を向いた。
セイン「お前達のおかげで、ようやく理解できたような気がする…。サッカーとは、心の修行なのだな。」
円堂「修行かどうかはよく分からないけど…、楽しいもんだぜ!!」
セイン「楽しい…、か。そうだな!」
セイン達も帰るようだ。
セイン「また千年後に備えなければならない。魔界の民にもこの事実を伝承する為にも。さらばだ!!サッカーの素晴らしさを教えてくれたこと、感謝する!!」
ラティア「また来年会いましょう!!」
ティアラ「まったね〜!!」
円堂「セイン〜!!また一緒に、サッカーやろうな〜!!」
〜ジャパンエリア〜
ティアラ「じゃあ、そろそろ帰るね!!」
ラティア「久しぶりに一緒にプレーできて楽しかったわ!!」
円堂「ティアラ!!決勝トーナメント、絶対勝ち上がってこいよ!!」
ティアラ「勿論だよ!!私、絶対に勝ちあがってくるから待っててね!!」
ティアラは円堂の頬にキスを落とした。
全「「「?!?!///」」」
ラティア「???」←
ティアラ「アハハッwww守、真っ赤で可愛い〜wwwじゃあ、またね!!」
その後、皆は其々のエリアに帰って行った。
円堂「…、」
ラティア「守、どうしたの?」
円堂「セイクレッドファイア…、凄いシュートだった…。真イジゲン・ザ・ハンドで止められるのかな…。」
ラティア「その為にも、明日からまた特訓するんでしょう?」
円堂「ああ!!そうだな!!」
ラティアと円堂も宿舎に帰った。
***
姫佳「終わった〜!!ライオコット島の伝説編、終わったよ〜!!」
ラティア「長かったわね〜…。」
ティアラ「お疲れ様♪」
姫佳「ありがとう!!さて…、次回から本格的に決勝トーナメント編スタートです!!」
ティアラ「次回は私が主役のお話だよん♪」
ラティア「では、コメント待ってるわ。」