二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫 更新再開!! ( No.456 )
- 日時: 2012/06/15 20:49
- 名前: 姫佳 (ID: Wr7p75Kp)
- 参照: 今月は私の誕生日!!んで、期末もある←
雨音!!少し遅くなっちゃったけど…、お誕生日おめでとう!!私から短編を送らせていただきます♪
「Grazie per essere nata」
誕生日を祝ってもらえるのは嬉しい。これは、世界中の誰もが思っていることだろう。皆から祝福され、自分の欲しいプレゼントが貰え、美味しい料理を食べられる…。これを不幸だと思う人間は、まずいないだろう。…1人を除けば。
ラティア「はぁ…。」
今日は、世界一の大会社クラリス家に生まれた2人の娘を祝福するパーティーだ。
男性「ラティア様、お誕生日おめでとうございます。これは、私からのささやかなプレゼントです。どうぞ受け取って下さい。」
ラティア「ありがとうございます。」
ラティアは作り笑いでプレゼントを受けとる。中身は宝石か、有名ブランドの高級化粧品だろう。
ラティア「こんなパーティーより、守達が主催してくれたパーティーに行きたかったのに…、」
ラティアはジュースを片手に溜息を吐いた。実は今日、イナズマジャパンやユニコーンの皆が集まり、ラティアとティアラのバースデーパーティーを開いてくれることになっていた。ティアラは其方のパーティーに行っている。ラティアも行きたかったのだが、世界有数の御曹司主催のバースデーパーティーの招待状が先に届いていたので、其方を優先しなければならなかったのだ。
ラティア「早く終わらないかしら…。」
ラティアは夜空の満月を見上げた。
解放されたのは、約2時間後だった。控え室に戻ったラティアは、ソファにダイブする。テーブルに置いてある携帯を見てみると、皆からのお祝いメールがきていた。メールを読むたびに、ラティアは笑みを零す。
ラティア「フフッ、皆楽しんでたみたいね。」
その時、ノック音が響いた。ラティアは慌てて姿勢を正す。
ラティア「ど、どうぞ!」
?「ラティア!!誕生日おめでとう!!」
ラティア「フィディオ!!どうしてここに?!」
フィディオ「ティアラが教えてくれたんだ。…今年も大量だね^^;」
フィディオは隅の方に積み重なっているプレゼントの山を見て苦笑した。
ラティア「要らない物だから、明日売りに行くわ。」
フィディオ「嬉しくないのか?」
ラティア「…私、まだ中学生よ?ダイヤの指輪なんて、できるわけないじゃない。化粧品は肌荒れるから使えないし。…私、敏感肌なのよ。」
フィディオ「そうなんだ。…あっ、これ誕生日プレゼント!」
フィディオは水色の包装紙と青いリボンでラッピングされた小さな箱をラティアに渡した。
ラティア「ありがとう!開けてもいい?」
フィディオ「ああ。」
ラティアは箱を開けた。中には、青い小さなピアスが2つ入っていた。
ラティア「これって…、」
フィディオ「マグネットピアス。前にピアスが欲しいって言ってただろ?」
実は数週間前、ティアラが耳にピアスを開けた。ラティアはそれを見て、ピアスをしてみたいと思っていたのだ。
フィディオ「でも、穴開けるのは恐いって言ってたから。それなら穴を開ける必要ないし。」
ラティア「ありがとう!!早速つけてみるわね!!」
ラティアは嬉しそうにピアスをつけ始めた。
ラティア「…どう?」
フィディオ「凄く似合ってるよ!!痛くない?」
ラティア「全然!!」
ラティアの耳朶には、青いピアスが輝いていた。
フィディオ「来年の誕生日には、ちゃんとしたピアスをあげるよ。」
ラティア「…穴が開けられるようになってたらね。」
ラティアはクスクス笑いながらそう言った。
フィディオ「ラティア。」
ラティア「ん?」
フィディオ「Grazie per essere nata.」
その言葉を聞いたラティアは、嬉しそうに微笑んだ。
雨音!!お誕生日おめでとう!!こんな駄目文でよろしければどうぞw
ラティアにピアスさせてみました!何となくさせてみたかったw
因みに「Grazie per essere nata.」はイタリア語で「生まれてきてくれてありがとう」という意味らしいです^^