二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫 更新再開!! ( No.457 )
日時: 2012/06/16 15:58
名前: 姫佳 (ID: Fjgqd/RD)
参照: 誕プレという名の短編、お待ちしておりm((蹴

第71話「ガルシルドの逮捕」


0−1で前半が終了した。選手達は苦しい気持ちを抱えていた。

ヘンクタッカー「ロニージョは、相当に消耗が激しいようですな。」
ガルシルド「だが、まだ使える。限界を超えた時、RHプログラムがどう作用するのかを見たい。」
ヘンクタッカー「なるほど…。しかし、せっかくのエースストライカー、壊れてしまっては…、」
ガルシルド「実験体はいくらでもいる。」
ラティア「そこまでよ!!ガルシルド!!」

ガルシルドの後ろにはラティアや鬼瓦、大勢の警察官が立っていた。ティアラ達は観客席にいる。

円堂「ラティア、すまない!!先取点を守りきれなかった…。」
ラティア「ザ・キングダム相手に、よく守ってくれたわね。これなら、後半十分巻き返せるわ!!」
円堂「ラティア…!!ああ!!」
ガルシルド「おや?レオン・サムス前監督ではないか。」
鬼瓦「何故ここにいるのか、驚かないのか?」

鬼瓦が合図を出すと、警察官がガルシルドの周りを囲んだ。

鬼瓦「ガルシルド・ベイハン!!ちょいとばかり事情聴取に付き合ってもらうぞ!!」
ラティア「貴方には、聞きたいことが山ほどあるのよ!!」

会場は騒然としている。

ここ「ラティア!!ロニージョのでデータ、ばっちり取ったよ!!」
ラティア「ありがとう!!…鬼瓦刑事、これが私の母が残した証拠と、RHプログラムのデータです。」

ラティアは、鬼瓦に2つのメモリを渡した。ロニージョは検査を受けている。

円堂「鬼瓦刑事!!」
鬼瓦「おお、お前達か。」
土方「何故ここに?」
鬼瓦「見ての通りさ。ザ・キングダムの本当の監督を連れてきたんだ。」
レオン「レオン・サムスだ。よろしく。」
円堂「本当の監督?」
ガルシルド「私のチームに、何か用かな?」
レオン「私を監禁し、選手達を脅迫していたお前に、監督を名乗る資格などない!!」
土方「監禁?!」
ラガルート「本当のことさ、土方。それにもう1つ、ロニージョのことだ。」
ラティア「彼は、RHプログラムという実験をされていたのよ。」
円堂「実験?!」
ガルシルド「サッカーをする人間の能力を高め、限界まで引き出す為の強化人間プログラムと言ってほしいものだ。」
ラティア「強化人間ですって?!ロニージョの体を見てみなさいよ!!貴方の下らない実験のせいで、ボロボロになってるじゃない!!」
ここ「ロニージョ…。」
ロニージョ「…仕方なかった。家族とチームのことを考えれば、俺がこうするしか…!!」
染岡「ひでぇじゃねぇか!!」
ここ「そうよ!!そんなことしなくても、ロニージョは十分強い選手なのに!!」
ガルシルド「力を与えてやったのに、非難されるいわれはないわ。ロニージョは納得してプログラムを受けたのだ。」
ラティア「家族を人質にしたくせに、偉そうなこと言ってんじゃないわよ!!」
鬼瓦「俺達は全てを知っている。お前は、戦争によって巨万の富を得ようともくろんでいる。RHプログラムも、サッカーをする為でなく、戦争をする為に創りだされた物だ!」
ガルシルド「ロニージョは素晴らしいサンプルだ。そしてここは、私にとって実に意義のある実験場となった。」
ラティア「ふざけんじゃないわよ!!」

ラティアの怒鳴り声がスタジアムに響いた。

ラティア「ロニージョがサンプル…?!スタジアムが実験場…?!ふざけんじゃないわよ!!ロニージョは貴方のサンプルじゃないわ!!1人のサッカー選手よ!!そして、ここは世界一を目指して皆が正々堂々戦う場所!!貴方の実験場じゃないわ!!」
ここ「ラティア…。」

その時、鬼瓦が審判の持っているホイッスルを引きちぎった。

鬼瓦「ロニージョ!!こいつの音が、お前に仕組まれたプログラムを発動させていた!そうだな?」

ロニージョは頷いた。

円堂「そのホイッスルが?!」
鬼瓦「さぁ、これで自由だ。」
ロニージョ「ありがとう…!!」
鬼瓦「来てもらおうか、ガルシルド。」

ガルシルドは連行されていった。

円堂「鬼瓦刑事!!ありがとうございます!!」
鬼瓦「礼を言うのはこっちの方だ。お前さん達から貰った資料が、役に立った。これで、ガルシルドとその一味を一網打尽にできる。」
ここ「あの資料に、ロニージョのプログラムのことまで載ってたんですか?」
鬼瓦「いや、RHプログラムや監督の件は影山からの情報だ。奴が死ぬ前に手掛りをくれた。」
ラティア「お父様…。」

ラティアはペンダントを握った。

円堂「良かったな!!ロニージョ!!これで思いっきりサッカーできるぞ!!」
ロニージョ「本当にありがとう!!」
ラティア「後半、私達が絶対に勝ち越してみせるわ!!覚悟してなさい!!」

ティアラ「ママ!!パパ!!良かったね!!」
ティナ『…え、えぇ。』
ティアラ「ママ、パパ、どうしたの?」
ティナ『何でもないわ。…私達、ちょっと向こうで話してくるわね。』
ティアラ「Σえっ?!」
ティナ『大丈夫。試合が始まるまでには戻ってくるわ^^』
ティアラ「う、うん…。」

ライト『…お前も気付いていたのか。』
ティナ『…えぇ。…確かにガルシルドは逮捕された。でも…、』
ライト『…ああ。彼等の家族は…、』
ティナ『…大丈夫。ラティアが何とかしてくれるわ。私達自慢の娘がね♪』
ライト『!!…ああ。』




***
姫佳「お久しぶりで〜す!!」
ラティア「その台詞、段々お馴染みになってきたわね。」
姫佳「だって仕方ないじゃん!!yラティア「はいはい、理由も分かってるから。」
ティアラ「姫佳、来週期末発表なんだよね?」
姫佳「そうなの!!ブラジル戦が終わるのは、恐らく7月以降かと…^^;」
ラティア「で、貴女の誕生日でもあったわよね?」
姫佳「うん!!6月28日です!!誕プレという名の短編、お待ちしておりm((蹴byラティア」
ティアラ「では、コメント待ってます!!」