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Re: イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫 第82話更新! ( No.638 )
日時: 2012/07/27 22:47
名前: 姫佳 (ID: /LylQYeE)
参照: 明日は海でバーベキューだぜっ☆

第82話「お墓参りと最後の戦い」


決勝戦の前日、ラティア達はある所に向かっていた。

ラティア「フィディオ、いきなり呼び出したりしてごめんなさい。」
フィディオ「大丈夫。でも…、本当に俺も一緒に行って良いの?」
ラティア「えぇ。」
フィディオ「そっか。」
ロビン「そろそろ到着いたしますよ。」
ティアラ「日本に来るの、久しぶりだな〜!!」

皆は今、ライオコット島を離れ、日本に来ていた。


別荘に自家用ジェットを停め、リムジンに乗り込む。

フィディオ「ここが日本か…。良い所だね!」
ここ「でしょ?私、この稲妻町出身なんだ!」
ティアラ「それにしても日本語だらけだね〜。」
マーク「日本なんだから当たり前だろ。」
ディラン「日本に来たの、久しぶりだね!!」
ラティア「そうね。」

しばらくして、海が見えてきた。

ラティア「あそこよ。あの丘に、お父様とお母様のお墓があるの。」

ラティアが指す方向には、大きな木が一本佇む綺麗な丘があった。

フィディオ「これが…、ライトさんとティナさんのお墓…。」
ティアラ「じゃあ、私達マークは花束買ってくるね!!」
ここ「私とディランは水を汲んでくるわ。」

皆は目的の場所に向かった。残ったのはラティアとフィディオだけ。

フィディオ「ラティア、どうして急にお墓参りに来たんだ?明日、決勝戦だろ?」
ラティア「…明日…、お父様の命日なの。」
フィディオ「えっ…、」
ラティア「…決勝戦がお父様の命日だったなんて、驚いたわ。」
フィディオ「そうだったのか…。」
ラティア「…決勝戦が終わると、お父様とお母様はあの世に還っちゃうのよね…。…還らないでって思うのは、私の我儘…、よね。」

ラティアは寂しそうにそう呟いた。

フィディオ「…そんなことないよ。」

フィディオはラティアと同じ目線になるようにしゃがみこむ。

フィディオ「まだ14なんだし…、離れたくないって思うのは当たり前だよ。」
ラティア「フィディオ…。…ありがとう。」
ここ「お待たせ!!水、汲んできたわよ!!」
ティアラ「花束買ってきたよ〜!!」

ティアラは赤とオレンジのカーネーションの花束を、マークは青と白のカーネーションの花束を持っていた。

ラティア「それにしも…、随分と汚れてるわね;」
フィディオ「確かに、これは酷いな…;」
マーク「しばらく来てなかったからな…;」
ディラン「雑草も沢山生えてるね…;」
ティアラ・ここ「「文句言わずに掃除やる!!」」

皆は掃除を始めた。雑草を抜いたり、お墓に水をかけたり…、気がつけば1時間経っており、お墓は見違えるように綺麗になった。

ラティア「はい。これ、皆の分のお線香よ。」

お線香を立て、皆は手を合わせる。

ここ「お墓参り、無事に終わって良かったね!」
フィディオ「でも、決勝戦まで間に合うのか?」
ラティア「大丈夫よ。」

別荘に帰った後、少し休憩をして自家用ジェットに乗り込んだ。


〜ライオコット島 別荘〜

ディラン「なんとかギリギリ間に合ったね!」
ここ「うん!私達は宿舎に帰るね!皆待ってるから!!」
マーク「俺達は、先にタイタニックスタジアムに行ってる。」
フィディオ「ラティア、ティアラ、決勝戦頑張れよ!!」
ラティア・ティアラ「「えぇ/うん!!」」

皆は其々目的の場所に向かった。


〜イナズマジャパン宿舎〜

ラティア・ここ「「遅くなってすみませんでした!!」」
円堂「ラティア!!ここ!!」
久遠「来たか…。長宮心愛。」
ここ「はい!!」
久遠「最後に…、ラティア・クラリス。」
ラティア「はい!!」
久遠「全員揃ったな。決勝戦…、勝つぞ!!」
全「「「はい!!!」」」

全員はタイタニックスタジアムに向かった。


〜タイタニックスタジアム〜

円堂にキャプテンマークが渡され、皆は気合十分だ。

円堂「行こうぜ!!皆!!」
全「「「おう!!!」」」
円堂「ラティア!!ライトさん達の為に、そして俺達の為に、絶対に優勝しようぜ!!」
ラティア「えぇ!!」

ラティアと円堂は握手を交わした。

ニーナ「い、いよいよ決勝戦ですね…。き、緊張します…><」
ロココ「ニーナが緊張してどうするの^^;」
ティアラ「やっと戦えるんだ…!!守と…、ラティアと…、イナズマジャパンと!!大介!!ロココ!!私、もうワクワクが止まらないよ!!」
ロココ「僕もだよ!!ティアラ!!」
大介「よくここまで来た!お前達は自分を知っている!自分の弱さも強さも知った最高のプレーヤーだ!では行こうか!世界のてっぺんに!!」
全「「「おう!!!」」」

両チームの選手が入場してきた。ベンチに着いた途端、リトルギガントの選手達は重りを外し始める。イナズマジャパンのベンチに衝撃が走った。

ここ「重り…?!」
夏未「1人20キロを身につけているの。」
春奈「そんなに…!!」
夏未「あれを付けた状態で、試合をしてきたのよ。しかも、必殺技を一度も使わずに。」
全「「「!!!」」」

全員はポジションにつく。

ティアラ「やぁ!!イナズマジャパン!!」
ラティア「ティアラ!!」
ティアラ「驚いた?こんなか弱い乙女に重り付けさせるなんて、本当に酷いよね!!」
全「「「は、はぁ…;;;」」」
ティアラ「まぁ、私の愚痴なんてどうでもいっか。そんなことより私、この日をず〜っと楽しみにしてたんだ!!初めてラティアと戦えるのが、世界大会…、しかも決勝戦なんて、私とっても嬉しい!!」
ラティア「私もよ、ティアラ。」
ティアラ「でも、君達に私を止められるかな?









                              ———最強の翼を手に入れた太陽のお姫様を。」

ティアラは不敵に笑うと、自分のポジションに戻った。





今、決勝戦の幕が上がる———!!!




***
姫佳「ついに決勝戦スタートです!!」
ティアラ「私、絶対に負けないよ!!」
ラティア「その言葉、そっくりそのままお返しするわ。」
姫佳「決勝戦は一番大事な回なので、気合い入れて書きます!!皆様!!双子の最後の戦いをどうか温かく見守って下さい!!」
ラティア・ティアラ「「では、コメント待ってます!!」