二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫 第84話更新! ( No.659 )
日時: 2012/07/30 21:22
名前: 姫佳 (ID: /LylQYeE)
参照: 今日は人権作文を書きます!!

第85話「ついに決着!世界一!!」


全「「「ラティア!!!ティアラ!!!」」」

両チームの選手が2人に駆け寄る。

円堂「ラティア!!大丈夫か?!」
ラティア「え、えぇ…。」
ロココ「ティアラ、立てる?」
ティアラ「な、なんとか…。」

2人はチームメイトに支えられながらベンチに入る。

円堂「ここ、どうだ?」
ここ「左足、左手を強く打ってる…。幸い、頭には異常ないわ。」

ここの言葉を聞いて皆はホッと溜息を吐く。

鬼道「ここでラティアが交代するのは辛いな…。」
豪炎寺「ああ…。」
ラティア「私、交代なんてしないわよ。」
全「「「ええぇっ?!?!」」」
ここ「ちょ、ラティア?!こんな状態で何言ってるの?!骨にひびが入ってるかもしれないのよ?!」
ラティア「確かにそうかもしれない…。…でも、ここで交代したら、私絶対一生後悔すると思うの。それに…、」

ラティアはリトルギガントのベンチを見た。

ラティア「ティアラも交代する気がなさそうだし。私、ティアラと決着をつけたいの!!お父様とお母様が還る前に、最高の試合を見せたいの!!」

ラティアは決意がこもった瞳で皆を見つめる。その時、ここが溜息を吐いた。

ここ「春奈、テーピングの道具取って。」
春奈「は、はい!!」

ここは手際よくテーピングを始める。

ここ「全く…、貴女はいつからそんなに諦めが悪くなったのかしら?」
ラティア「何を今さら…。そんなの昔からって貴女が一番分かってるじゃない。」

しばらくしてテーピングは終わった。

ラティア「ありがとう!!とっても動きやすいわ!!流石ここね!!」
ここ「無茶してるように見えたら、即交代させるからね。心配してるのは、私だけじゃないんだから。」
ラティア「分かってるわ。」
円堂「ラティア!!この試合、絶対勝とうぜ!!」
ラティア「えぇ!!」

両チームがピッチに戻り、試合再開。残り時間はもう僅か。マキシがエアライドV3で鬼道を抜き、ゴーシュがヒートタックルで壁山を抜く。

ゴーシュ「決めろ!!ティアラ!!」

ティアラにパスが回る。

ティアラ「絶対に決めてみせる!!天使の太陽エンジェル・サンシャイン改!!」

進化した天使の太陽エンジェル・サンシャイン改がゴールに襲いかかる。

円堂「ゴッドキャッチG3!!」

円堂も進化したゴッドキャッチG3で止めようとするが、破られてしまった。誰もがゴールを予想したその時…、

ラティア「真悪魔のデビルズ・オーシャン!!」

ラティアが真悪魔のデビルズ・オーシャンで天使の太陽エンジェル・サンシャイン改を打ち返した。

ティアラ「天使の太陽エンジェル・サンシャイン改が止められた…?!」

零れ球を吹雪がクリアするが、マキシがトラップ。マキシがリューとのワンツーパスで綱海を抜くが、吹雪がボールを奪う。両者一歩も引かない激しいボールの奪い合いが続く。ティアラがシュートを打つが、円堂がクリア。その時、久遠監督が動いた。

久遠「思いっきり楽しんでこい!!」

その言葉がイナズマジャパンに元気を与え、皆は生き生きとプレーをする。ラティアとティアラは満面の笑みでボールを奪い合う。

ティナ『あんなに楽しそうな2人を見るのは何年ぶりかしら…。』
ライト『えっ?』
ティナ『貴方が死んだ後、2人は強さだけを求めるようになった。貴方の夢…、世界一になる為に。…でも、私はずっと疑問だった。強さだけを求めるサッカーでいいのか、貴方の為じゃなく、自分やチームの為にプレーをするべきじゃないかって…、』

そして、ティナはクスッと笑った。

ティナ『ようやく気付いたのね、あの子達。強さを求めるサッカーより、楽しんでサッカーする方が気持ちいいって。』
ライト『…初めてボールを蹴ったあの頃みたいだな。』

ティアラにボールが回った。

ティアラ「ロココ!!ドラゴ!!いくよ!!」

ペナルティエリアの前には、いつの間にかロココがあがってきていた。

ティアラ・ロココ・ドラゴ「「「デュアルクロス!!!」」」

大きなパワーが円堂に襲いかかる…、と思いきや、ボールは大きくそれてしまった。

ティアラ「失敗か…。手ごたえはあったんだけどな…。」
ラティア「…!!」

その時、デュアルクロスを見たラティアは何かに気がついた。円堂からラティアにパスが回る。その時、ラティアはクスクス笑った。

ティアラ「な、何…?!」
円堂「ラティア…?」
ラティア「フフッ。私としたことが…、こんな簡単なことにも気付かなかったなんてね。」

ラティアのその言葉で円堂も気がつき、ラティアと一緒に攻めあがる。

ラティア「守!!貴方も気がついたのね!!」
円堂「ああ!!」

ラティアと円堂のワンツーパスでDFを抜く。そこに豪炎寺と虎丸も合流。

円堂「3人で威力が足りないのなら…、」
ラティア「もう1人増やせばいい!!デュアルクロスは、4人技よ!!」
ラティア・円堂・豪炎寺・虎丸「「「「デュアルクロス!!!!」」」」

七色の大きなエネルギーがゴールに襲いかかる。ロココのタマシイ・ザ・ハンドG2が破られ、ゴールに突き刺さった。その瞬間、ホイッスルが鳴り響いた。

ティアラ「試合…、終了…?!」
ラティア「私達…、勝ったの…?」

ラティアはスコアボードを見た。イナズマジャパンのボードには3、リトルギガントのボードには2と書かれていた。

円堂「俺達…、優勝したんだ!!」
ラティア「えぇ!!」

スタジアムは大きな歓声に包まれた。




***
姫佳「試合終了!!イナズマジャパンが世界一になりました!!」
ここ「やったわね!!ラティア!!」
ラティア「えぇ!!デュアルクロスも完成したしね!!」
ティアラ「負けちゃった…。」
ニーナ「でも、本当に良い試合でしたよ!!」
ティアラ「ニーナ…、ありがとう!!」
姫佳「さて、次回は別れの時です。感動系になると思います!」
全「「「では、コメント待ってます!!!」」」