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…私、運悪い方だったなぁ。
じゃんけんで負けて、ゴミ捨て当たりましたよ、はい。
重いし、臭いし、最悪です。

『…ん？』

ふと、足元を見ると、手紙らしき物が落ちていた。

▼　月藍は　紫色の　怪しげな手紙を　拾った！

誰のかなぁ…。
ちょっと探してみようかな。
勿論、ゴミ捨ててから。

「あ、の」
『ふわあぁぁ！！』

う、後ろから声かけられたからすごいびっくりしました。
もうこれ、軽くホラーですよ。←

「それ…」
『？この手紙ですか？』
「そう。それ、私の」
『あ、そうなんですか！はい、どうぞ！』
「…ありがと」

物静かな雰囲気を纏った人ですね。
綺麗な黒い瞳、漆黒の長い髪に沈丁花をつけていて…。
…すごく可愛らしくて、美人さんなのに…背が低いなぁ…。

「…じゃ」

見たこと無い人ですね…。
転校生とか？
だったら亜細亜でしょうか。

『あ、早くゴミ捨てなきゃ』