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「何で来たあるか？」
「…面白そうだったし…。後は、強制。祢檎でいごに無理やり連れてこられた…」

祢檎＝那覇

無理やりー^p^←
物静かと思ってたんですけど、どっちかというと、暗い…(

『…何で来るとは思えないんですか？』
「…その質問はタブーヨ。ちょっと来テ」

え、タブーってどういう意味ですか。
というか私、kyみたいじゃないですか。

—廊下—

「まぁ、軽く沖縄の歴史を説明するヨ」
『はーい…』

私が馬鹿みたいじゃないですかぁぁあぁ←
まぁ馬鹿ですけどね…。

「沖縄が元琉球だったのはわかるよネ？」
『何となく』

・　・　・
沈黙が流れる。

「…月藍の馬鹿には呆れるヨ…」
『なっ、馬鹿って…酷いですよ！』

だって…歴史苦手なんですよ。
暗記するのも出来ないし……。

「琉球処分があって…」

ー省略ー←

『…な、何か…壮絶な人生ですね…』
「あの子は戦後笑顔を見せなくなったヨ」

…え？
じゃあ、戦前は今と違ったんですか？

「…うん。有里が1番好きだったのは、平和だヨ。だから…戦争と…戦争を仕掛けてきたアルが嫌いなんだと思うナ…」
『だから、来るわけないと…』
「そうだヨ」

な、何か…こっちまで悲しくなってくる…。
気まずい沈黙が流れる。
どうしようこの思い空気。

「姉さんも、月藍さんも、私の事気にしないで」
『うあっ！いつからそこに？』
「今。…大丈夫よ。傷は深いけど、いつか治るから…」

さっきと何だか、雰囲気が違って見えた。
何というか、雰囲気が柔らかくなって…。
…心の傷、いつか治ると良いなぁ…。