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『…お。麻莉花さーん！』
「どうした？」
『桜、咲いてますよ！』
「本当だ。遅咲きかな」

花吹雪がピンクの雪みたいですねぇ´ワ｀
桜ってあんまり見た事無いんですよねーｗ

*

『あれ、有里さん？』
「…ん」

美術室を通った時、有里さんがいた。
絵でも描いてるんですかね？

『何を描いてるんですかー』
「…桜と、皆」
『ほぁっ！すごく似てます…！』

もう、プロみたいですよ。
御世辞とかじゃなくてね！
絵を描くのが趣味なんですかね？

「…よく描く」
「おっ、月藍と有里じゃん！何してんの2人で」
『スフィさん。有里さんが絵を描いてるので見てたんですよ』

有里さんが、少しだけ。
小さく、微笑んでいた…。
ような気がした。←

『…ふふっ』
「何いきなり笑ってんの？気持ち悪いよ」
「…同感」
『ふ、2人ともひどいですー！』

笑っちゃ駄目なんですか。
気持ち悪いって。
流石にそれは無いでしょう！・ω・｀

「3人とも、見つけた！」
「シェル。どうかした？」
「皆でお花見しないかって」
『あ、良いですね！行きましょう！』

こういう天気が良い日には、お花見がぴったりですよね。
…あー。前にもあったような？
ま、良いか。今日くらい、過去なんて忘れちゃいましょう！((すでに忘れてるけど








ending　「　桜　」