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第二章　「ハジマリノオワリ」

「昔、むかしのお話をしてあげよう」

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「ムー大陸という、伝説の大陸があった。そこには、髪の色、瞳の色、この二つが全然違う人々がたくさんいたそうな」

へぇー。

「でも…一日で沈んでしまった」

その子たちはどうなったのかなー。

「さぁ…。わたしにもわからないよ。…君は、君だけのお話を持ってるんだ。その世界を広げてごらん」

…OK。任せなさい。
おねーさんに任せなさいな！

「…くれぐれも、無理はしないようにな」

ははは、私を誰だと思ってる。
心配しないで。
…きっと、思い出させてみせるから…。

「おっし、行くぞぉ！」