二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ヘタリア】私は、何者なんでしょう? ( No.236 )
- 日時: 2012/06/17 17:34
- 名前: 陽菜 ◆y/0mih5ccU (ID: c9ok9eqZ)
※本編だお^p^←
*
「ちっ…、畜生…!!」
こんちゃ。月藍です。
え? 今の状況?
授業中寝てて、起きたら皆に置いて行かれてました。
…寝てた私が悪いんですけどね。
置いて行くのは酷くないですか。流石に泣きますよ!!
「うー…。早く戻らなきゃ…」
授業始まっちゃいますし。
角を曲がる。
そうしたら。
「あっ…、れ…。何処だ此処…」
見た事も無い場所です。
あ、私方向音痴…。
また迷っちゃいましたねー、とか考えて。
「……まあ、進めば良いでしょう!」
後から思えば。
こんな事。
思わなければ。
しなければ良かったんだ。
*
「……もっと迷いました……」
何だか周りも真っ暗だし…。
でも、少し、明りがあって。
綺麗だなあ…。
こんな状況じゃなきゃなあ。
「————…あ…、つ、…き…」
「——————え?」
声がして振り向くと。
驚いた様な表情の、少女。
紫と水色が混じったような髪色。
橙色の眼。
「だ、誰…ですか?」
「——————メイリ。謎離だよ」
少女はすぐに、表情を整える。
謎離…。
「あ、私は」
「知ってる。知ってるよ。君以上に、異常に知ってるよ」
「え」
私以上に、私を。
異常に。
何だか。
胸の奥が、ざわついて。
落ち着かない。
「——ね。月藍…。いいえ?」
「……?」
謎離は、妖しく微笑んで。
その年齢に合わない微笑みで。
「 。君の、名前だろう?」
「——————…!!」
苦しい。
上手く、息が出来ない様。
何だか、目頭が熱くなっちゃって。
耳を塞ぎたい。
嗚呼、もう。
絶望の淵に居る様だよ。
…昔の私も、今の私も、
泣き疲れちゃったみたいで。
「………っ。私って…誰なんですかねぇ…?」
「答えが知りたいのなら。教えてあげるよ」
ほら。
記憶の欠片は。
集まって。
形を現し始める—————————
「" "。ほら、君だろ?」
「…………」
嗚呼、そっか。
私も。
僕も。
昔も。
今も。
—————————変わんないよ。
だって。
" "
だから。