二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ヘタリア】私は、何者なんでしょう?特別番外編 ( No.93 )
日時: 2012/03/26 15:04
名前: 陽菜 ◆y/0mih5ccU (ID: c9ok9eqZ)

この、灰の世界。
生まれた事に、意味はあるのかな…?
そんな事をぼんやりと考え、今日も小さな存在でしかない私は生きる。

「ふふ…。運命ほど、酷い物はない…でしたっけ?貴方の自論」
『ええ。運命が決まっているから、この世があるの。運命が決まっているから…、黒と白に分かれ。何もかも運命に動かされているだけなのよ』

だから、逆らった方が、楽しいじゃない?
あの子は、記憶を思い出さない運命だけど…、思い出させる。

『その方が私達にとっても良いんじゃないかな…。ね、れい。あ、違うか、今は麻莉花だっけ』
「そう。鴒は前の名前。今は麻莉花です。今回は、皆あの子に逢えますかね…」
『…愚問ね。逢えなきゃ駄目なの。そうじゃなきゃ、意味無い…でしょ』

私達は、普通の人間の寿命しか持ってないけど、前世の記憶を引き継げる…。
特別な"力"。
でも、この能力が無かったら、あの子に逢えないし…。てか知らないし。

『くるくる廻ってるのよねー。結局。今回逢えなかったら…もうチャンスは無い。わかってるでしょ』
「勿論」
「にひひ、皆思いは一緒でしょ。僕もだよ」
『…フローアいつから居たの?』
「今」

ブイサインをしてる…。
ちょっと…いや、かなり苛つく。

「後、フローアじゃなくて、スフィだから」
『ハイハイ、わかりましたー。私はシェル。間違えちゃ駄目だよ』
「そういえば…サーラさんは?」
『サーラは私達より前に生まれ変わって今は国よ』
「そういう偶然もあるもんだねー」

サーラは私達より早くあの子と知り合ったのよね。
今は…何だっけ名前。
まぁ聞けばいいか。

『よーしっ!team esistenza precedente missionstart!』
「発音良いねー」
「そんな事言ってる時ですか」