二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 家出サッカー少年と不良迷子少年【イナGО×ボカロ】 ( No.2 )
日時: 2012/02/13 20:25
名前: 風見鶏 (ID: nWEjYf1F)


 第1章「キミが姿を消した」


 〜第1話〜



 キミといつでも、ずっと一緒だった。




 ある朝、天馬が突然姿を消したという電話をかけられた。


 そして、ある場所に天馬に関係する人物がいっせいに集められた。


 聞こえるのは、不快な声、泣き声、何かを嘆くけたたましい声。


 「天馬、お前は何処にいるんだよ」


 天馬の親友、剣城京介は壁に寄りかかり、呟いた。


 「・・・!!?剣城、どこへいくんだ!!」


 剣城はついに周りの声の耐えられなくなり、外を飛び出した。

 別れ際に、神童は何かを言っていた気ががするが、
 剣城には、その声が耳に届かなかった。


 剣城はある重大な事実を街によって消されていた。





 『京介、この街は生きているんだよ』

 小さい頃、剣城は兄の優一からこんなことが聞いたことがあった。

 『いきてる・・・?』

 『うん。お母さんから聞いたんだ』

 『にーちゃん、いきてるってどういういみ?』

 優一は、少し笑ってこう言った。

 『あることを強く願ったら、その街が叶えてくれる事があるんだ』

 『ねがいごと〜?ほんと?』

 『うん。でも・・・』



 『必ずしも、幸せになれるってわけじゃないんだけどね・・・』