二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第一節 開発途中の魔術師達 ( No.13 )
日時: 2012/02/16 18:32
名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)


白「はあ・・・霊を探す霊装ですか・・・」

彼は棚にあった霊装を1つずつ手に取る。
吹雪はまたもや霊装を使おうとしたが、先に白夜に取り上げられた。

白「すみません。今はそういった物を開発してないので・・・もしどうしてもなら、此処に名前書いて下さい。霊装作っとくので。あ、後霊装の形の種類も書いて下さい」

?「出来ればコンパクトで・・・安いのがいいな」

白「ならカード型で良いですか?」

?「うん」

少女は白夜に渡された紙に名前を書く。

?「はい。書いたよ」

白「有り難うございます。凉片奏さん・・・ですね」

凉「うん」

奏では一瞬、視線を泳がせた。
店の奥に視線を向けると、そちらに向かう。

白「凉片さん?」

凉「・・・?そうなの?」

白「え?何を?」

凉「ここに店長のご先祖様が『白夜はいっつも働いてるから体を大事にしてほしいねぇ』って」

白「え?まさか幽霊が居るとでも?ま、まさかー・・・ねぇ」

凉「テメェ、霊を馬鹿にすんじゃねぇぞ」


瞬間、奏は無表情で白夜を睨んだ。

吹雪は白夜の耳に口を近づけ、ヒソヒソと話す。


吹『なんだろう・・・前のボクと似てる』

白「ちょっと待て、お前も二重人格だったのか?」

吹『うん』

白「そんなにあっさり言うなよ!す、凉片さん、ごめんなさい・・・」

凉「解れば良いよ」


奏はスタスタと店から出る。


凉「あ、そうそう」

奏は白夜の方を見て言った。


凉「店長のご先祖様は取りあえず成仏しとくよ。今は道具が揃ってないからね」