二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第二節 平穏と戦争の交差地点 ( No.29 )
日時: 2012/02/16 20:10
名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)


しーん・・・と何か険悪ムードが漂う夢月夜行店内。

黒髪の少女は無表情のまま告げる。


?「甘く、見ていた物だ・・・ッ!」

奏「うそーッ!?安いなお前の世界!!」

?「と言うのは嘘」

白「おいぃぃぃ!なんで、なんでこんな険悪ムードで冗談が言えるんだ馬鹿野郎!!」


なんか的確なのか解らないツッコミをする2人。
何故か黒髪の少女と結祈に睨まれたがさておき。


?「生憎だけど、私は店を襲おうとは思わない。狙いは睦月第三位だけ」

白「・・・え、俺?」

?「何をきょとんとしている?自分の命が狙われてるのに、何故暢気に話している?」

白「だって俺命狙われる事やってないし」


ズコーッ!とその場に居た人全員がこける。
ここに吹雪が居たらどうなっていた事か。


結「店の経営の邪魔。襲うなら外でやってよ。やるなら食器代払ってもらうから」

奏「そう言う問題じゃないぞ結祈」


すると、黒髪の少女は本当に外に出てしまった。
白夜の襟首を掴み、ズルズルと引っ張って。


白「えぇえぇえぇえぇえ!?大雑把!ターゲットの連れ去り方大雑把!!こんなんで被害者の気持ち考えろよてめぇ!!」


ぎゃーぎゃー言って引っ張られてる白夜と、謎の少女。


少女は返り際に一言呟く。


?「そう言えば、名乗るのを忘れていた」



息を、吐き。


?「十七夜鴉(たちまちからす)と名乗りたいが、ここは『dedicatus736(献身的な子羊は強者の知識を守る)』にしておこう」