二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第三節 展開される本来の闇と悪 ( No.43 )
日時: 2012/02/22 14:40
名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)

ルシフェニアの第3研究所、北舎2階。


この研究所は主に、人間や動物のDNAマップを研究している場所である。
その研究所は、今現在騒がしかった。


?「どうしましょう!欠格個体(フブキワースト)の入っていた培養器が粉砕されています!」

?「しかも本人も居ないとは・・・どういう事だ!」

?「そもそもあの個体はデリケートで、培養液の量だけで容姿まで変わってしまう程だというのに!盗まれてしまったらどうなっているんだ!」

?『いいえ。欠格個体(フブキワースト)は盗まれた訳じゃないわ。自力で培養器から出たのよ』


部屋の外、つまりドアの向こうから声がした。

研究員の1人がドアに有ったレンズを見ると、少女が立っていた。

背中の真ん中くらいまであるエメラルドグリーン髪、海のような青い瞳。
身長は低めで痩せおり、肌はとても白い。
服装は水色のシャツに青のネクタイで、青チェックのプリーツミニ。その上から白衣をはおっていた。


?「お前は誰だ?」

?『私はラティア=クラリス。ただの研究員よ』

?「ラティア=クラリス・・・?おい、ラティア=クラリスは第4研究所の研究者じゃ無かったのか?」


第4研究所は、主に自然エネルギーに関する研究をしている研究所である。
ラティア=クラリスという少女は、その研究所のチーフだ。


ラ「さっさと済ませたいから、お邪魔するわ」

?「おい、ちょっと待て!」

ラ「何?部外者が入って来るなって?まさか、彼を目撃した唯一の目撃者を追い出す訳?」

?「そういう事では無いが・・・どういう事だ?自力で培養器から出たと言うのは?」


若手の研究者がラティアに問う。
彼女は部屋にあった時計をチラリと見ながら、


ラ「その時、私は昨日第3研究所で開かれた会議の忘れ物をして、こちらに来たの。それで忘れ物を見つけて、戻ろうとした時にガラスが割れた音がしたわ」

?「それから?」

ラ「10分くらい経った後、私服で白い仮面をした欠格個体(フブキワースト)が部屋から出てきたわ。それで、何処かに行ってしまったわ。その後の事は解らないけれど」

?「なるほど」

中年の研究員は頷くと突然カッ、と目を見開く。
研究員は、口の中だけで呟いた。


?「(まさか・・・欠格個体(フブキワースト)は睦月崩れを抹殺しに向かったのか!?)」





最後の出席停止の日なので自分なりに一杯書いたぜ!
駄文だけど^^;