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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第三節 展開される本来の闇と悪 ( No.53 )
- 日時: 2012/03/02 21:35
- 名前: 蒼炎 (ID: hj9a4sJB)
ジャキィィィッッ!!と、路地裏には衝撃波が走る。
白夜は足枷に右足がつけられたまま、鴉の攻撃を避ける。
鴉は、自分の身長くらいはありそうな刀を、白夜へと襲う。
白「(おいおいおいおいおいぃぃぃぃぃ!!無理だろ、ムリムリムリムリ片足足枷付けられて逃げるとか無理だろぉぉぉぉぉぉおおおお!!!」
最後の方はすでに口にだしている白夜だが、鴉には関係の無い事だった。
コンパスの様に右足を軸にして鴉の攻撃をかわすが、当の彼女は、
鴉「五閃」
彼女は一言、呟いた。
瞬間。
瞬きをしていた時には、既に白夜は打ちのめされていた。
白夜「ッ!!」
彼の目の前には、鴉の武器の日本刀の先端。
彼女は無表情で彼に告げた。
鴉「これは、一瞬という時間に、私の日本刀『千月裂(センゲツザキ)』を振り下ろした衝撃波が相手に5回襲う魔術。空間移動系の魔術を使っても無意味さ。速さが違う。もし君がただの師走だったら、八つ裂きにされていた程に、ね」
白「(こいつ、俺が睦月だと知ってやがる・・・?)」
それでこそ、僅かに路地裏に漏れる光が日本刀に反射する光より鋭く、冷たく。
彼女の禍々しい緋色の瞳が、白夜の顔を映す。
鴉は、普通の人間には真似出来ない程の無表情で、告げる。
鴉「さあ、今から楽しい楽しい血祭りカーニバルが始まるよ」
*
久しぶりの更新・・・・
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