二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: *花うた*[銀魂]_オリキャラ募集中_ ( No.10 )
日時: 2012/02/19 19:15
名前: うさぎ (ID: WSl7zu6B)


*4[現実の反対語は理想だって、知ってた?]






「待て!真選組は何かと厄介なんだ!!本当のことを話すからほどいてくれっ!!」


「銀さん、どうします?」


新八が心配そうに後ろを振り替えり、銀時に問いかけると、
ほっとけ、としか言わず黙々と引きずって行く。そんな様子を見て
まずいと思ったのか飛騨は周りを気にすることなく話し始めた



「私の父は、奴隷商人だったんだ!毎日毎日飽きもせず嫌がる子ども相手に
鞭をふるって金を稼いでいたっ、




そんな父に耐えきれず母は、私を置いて逃げ出した。


父は母しか好きじゃなかった、私など眼中にも無いほど母を愛していたんだ…




母が出ていってから、それからが酷かった




私は家で、それこそ奴隷の様に働かされた、勿論暴力もあっ…んご!!」


いきなり口を塞がれ何事かとよく見ると、見廻りに出ている真選組が
二名ほどこちらに歩いてきているのが見えた。


「お前、あれに捕まると厄介なんだろ?話は十分聞いた、とりあえずはかくまってやらぁ」


そう銀時が言うと、ガバッと飛騨を持ち上げ肩にかけ、まるで荷物でも運ぶようにし
鞄は新八が持ち、平然と真選組の真横を通り過ぎていっ…こうとしたが

見廻り中の隊士が運悪く、あの鬼の副長土方とドSの沖田だった。
それほど真選組は飛騨を見つけるのに焦っている証拠だった。


「おぅ、旦那じゃねーかぃ…、ん?仲良く散歩中ですかぃ?」


顔見知りのせいかフレンドリーに話しかけてきた、

[ちっ…知り合いかよ]

飛騨が心で愚痴を吐く


「ん?あ、あぁ、買い物だ、買い物…じゃ、急いでるから失礼するぜ総人君」

「総悟でさぁ旦那」

銀時の額からは玉のような汗がだらだらと流れている、芝居は下手なのかもしれない
それを感じ取ったのか鋭い土方が茶々を入れてきた


「おい、万事屋…こいつ知らねぇか?顔の広いお前なら情報の1つや2つ入ってんじゃねぇか?」


そう言い終わると、A4の紙にプリントされた飛騨の顔があった

[やばい…ばれたら一生恨むぞ、クルクルパー!!]


「さぁな、こちとら情報屋じゃないんでねぇ〜」


目線をおもいっきり反らすと土方が問い詰めるかの様にずいっと近寄り


「このロープ、どうしてこんなに膨らんでんだ…?」


まるで、わかってたかのようにロープに話題を向けた
その瞬間、二人は待ってましたかのように走りだした。



「追うぞ!総…ご?あれ、どこいきやがったアイツ…」


周りを見渡しても何処にも姿は無く、見渡している間に銀時達にも逃げられ
残ったのは土方への屈辱だけだった


to be continued.

今日更新ペース早いなぁ…
明日からはちょっと遅くなるかもしれませんっ

あんまり期待しないでくださいなっ