二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 第二話【国誇るる】出会い編 ( No.15 )
- 日時: 2012/03/06 17:04
- 名前: 九流 (ID: uRjlitq/)
『くそっ…俺の荷物は…どこに…』
おろされた髪の毛の隙間から血ににじんだ包帯
手や体のあちこちに痛々しい包帯の跡があるのを見ると歩くのもそうとうな苦痛がともなった。
それでも取り戻さなければいけない
渡り廊下を歩き甲板にでると眩しい太陽と比較的に黒い髪の毛が照らされる
『眩しい…はぁ…俺は太陽よりも月のほうが好きでぃ…うっ…ん?』
息を乱しながら耳を傾けると騒がしい声が一つの扉越に聞こえた
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サ「しかしこの荷物といい…濡れてないのが奇跡だな」
フ「確かにそれは疑問だな…まぁ一日たったからかわいたんじゃねぇーのか?」
ウ「いやっそれにしては紙類がにじんでねぇ…この紙にでも秘密が?」
ウソップが書物を拾い上げて中身を見ながら首をかしげていた
そんなウソップ達をさえぎりナミが
ナ「ねぇロビン?これはなに?あっこっちのは可愛い」
大事に包まれていた
ロ「ナミがもってるのは簪…髪飾りよ…」
ナ「へぇ〜こんな感じvV?」
といいながら簪を髪につける
サ「ナミさんならなんでも似合うよ〜vV」
ロ「こっちは扇?何か書いてあるけど…こっちも滲んでないわ…
でも…これはどういう意味なのかしら」
ナ「ロビンでも難しい?」
ロ「えぇ…一日もらえれば解読できるかも…」
文字をみながら扇を一撫ですると
急にゾロが構え始めた
ナ「あんたどうした…」
バンっ
ナミがどうしたの?と続けようとした言葉が大きな声で遮られた。
その瞬間、ナミに向けてみえない影が迫ってきた
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ゾ「邪魔だ!」
サ「ナミさん!大丈夫か?」
ナ「うっうん(怖かった…)」
がしっ
間一髪ゾロとサンジがナミの前に立ちはだかり攻撃を受け止めた
ゾ「クソッ」
『…いっ!!!』
ゾロの反撃になんとか避けたが傷口を抑えてもがいている
チ「なっなんなんだ?何事だ?って?あれ?何の騒ぎ?」
チョッパーが飛び起きると思わぬ展開にキョロキョロ
ゾ「助けてやった恩人に随分な礼儀だな?あぁ?」
サ「女に手出すつーのが侍の礼儀か?」
『海賊愚弟に礼儀など必要か?』
サ「てってめぇ…」
『それに…俺は女子に手をだした覚えはねぇ…女子にとられたものを取り戻しただけでぃ
』
そういいナミの髪にあった簪が彼の手に握られている
ナ「いつの間に!!」
『お嬢ちゃん…勝手に人のもんとっちゃいけんってお母さんにならわなかったんかい?…はぁ…』
苦しそうな源流をにらみ続けていた
ピリピリしたこの空気に間抜けな声が響く
ル「あはははっお前すげぇ〜」
ウ「お前…今はそういう空気じゃないから」
チ「あっあいつ!目がさめたのか!よかったぁ〜って…はっ!まだ動いちゃだめだぞ!」