二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

第一話 【国誇るる】 ( No.6 )
日時: 2012/02/25 19:05
名前: 九流 (ID: uRjlitq/)




カラン


ジャ「いらっしゃ…あら…あんた…」


『失礼する…』





〔シャボンディ諸島13番GR ジャッキー'SぼったくりBAR。〕






扉を開けると1年半前に世話になったこの店の店主。

ジャ「なんだい…あんた随分と気が早いね」


深く羽織を被った俺の顔を見てニヤニヤしてる店主の言葉に無表情で反応しながら椅子に座る

ジャ「何か飲む?お茶あるけど?」

『いや…いい』

ジャ「相変わらず連れないね…まぁいいわ…はいお水」

『すまねぇ…ゴホッ』




フーと一息吸った煙を吐き出すとまだ吸ったばかりなのか長い煙草を灰皿に押し付け机に肘をつき
俺に目線をあわせる



ジャ「で?明らかに早く来すぎたって様子じゃないでしょう…あなたに限って」

近くにきたジャッキーの顔に同様せず
着流しの懐から2通の手紙のようなものを取り出す

ジャ「これは?」

独特の紙質の和紙
その紙の表には綺麗なワの国の文字で冥王レイリー殿とかかれたものと麦藁一味の皆々様と書かれていた。


『こっちの国のものには読めん者も多くないだろう…大事の為だ』

ジャ「…」

『あまりここにも長居はできん…事情はレイリー殿の文にて全部書いてある。

そのことについてあいつらになにか聞かれても黙っておいてくれ



ただならぬ雰囲気を感じとったのか黙ってしまったジャッキー
静かに席をたちそんな呆然としてる彼女に

『何か聞かれたらその文とお前らと旅ができて楽しかったと伝えておいてくれ

でわ…失礼する
世話になった』

カランカラン
丁寧に礼儀ただしく
伝言だけ残し店を後にした


ジャ「私は伝書鳩じゃないよ…全く…」



この事実をしり手紙が麦藁一味にわたったのが今から半年後。