二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man-双子の軌跡-2 ( No.104 )
日時: 2012/05/03 16:15
名前: 澪羅 (ID: D6CJex8x)



アレンsaid

ラ「トシいくつ?」
ア「15くらい」
ラ「あ、オレお兄さん、18だもん」
汐「あれ、ラビって同い年だっけ?」
ラ「え、ひどくね」

  雪も降り出した寒空の下
  僕たちは何故か雪だるまの制作をしている

ラ「15ねぇ〜白髪のせいか、もっとフケて見えんぜ」
ア(しらが…)
汐「そうかな?うちは綺麗だと思うけどな〜、アレンのハクハツvv」

  いつも気味悪がられるこの髪を綺麗だと言ってくれて
  嬉しかった
  でも、それと同時にすごく照れ臭かった

ラ「あ、俺のことラビでいいから、Jr.って呼ぶ奴もいるけど
  アレンの事はモヤシって呼んでいい(笑)」
ア「は?」

  突然告げられたあの忌々しい名前に驚いて
  手に持っていた雪の塊を砕いてしまった

ラ「だってユウがそう呼んでたぜ」
ア「ユウ?」
ラ「あれ?お前しらね—の」
汐「神田って言えば分かるかな?フルネームだと神田ユウ。
  見た目女の子だけど、名前も女の子みたいだよねww」
ア「そうなんだ、知らなかったや。皆神田って呼ぶから」

  だって、皆神田って…
  それ以外の呼び方は聞いたことないですし…
  あれ、でも確か…

ラ「汐と浬はユウって呼んでたよな?」
汐「ん〜そうだった…かもしれない(ウン!)
  でも、浬はそんなに呼んで無い気が…」
ラ「まあ、今度呼んでやれよ。目ん玉カッて見開くぜきっと(クスクス)」
汐「えーユウは怒んないよ〜」

  いたずらを思いついたようなラビと楽しそうに言い合う汐を見てる  となんだかすごく疎外感を感じる
  
汐「でも、しばらくは会えないかもね」
ラ「あ、それオレの台詞だって!!」
ア「どういうことですか?」
汐「予感ww」
ラ「そんなもんだな」

  作りかけだった雪だるまに向き合う形でしゃがんだ
  ラビにはさっきのオチャラケタ雰囲気はなく
  どことなく大人びているようだった
 
ラ「今度の任務はかなり長期のデカイ戦になんじゃねーかな」
汐「ノアの出現から見ても、伯爵が動きだしたって考えんのが妥当だよね」

  ノア…あの不思議な空間でロードが去り際に言った言葉が甦る
   <今度は千年公のシナリオの内容でね>

ラ「気ィ引き締めていかねーとな」
ア「ボクは…アクマを破壊するためにエクソシストになったんだ
  人間を殺すためになったんじゃない」

  シナリオがなんだ、伯爵がなんだ
  ノアは人間だった
  ノアの一族がどういうものなのか良く知らないけど
  戦争に勝つためとはいえノアを殺すのなら
  人殺しと変わんないじゃないか