二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man-双子の軌跡-2 ( No.47 )
日時: 2012/03/15 05:07
名前: 紫苑 (ID: D6CJex8x)


続き…(浬)

ア「聞こえはいいですけど、ジリ生活でしたよー
  皆さんはいつ、教団入ったんですか?」
汐&浬「リナのほうが先/かな/だな」
リ「そうだね、私は物心ついた頃には教団にいたから」

リ「私と兄さんはね、アクマに両親を殺された孤児で…
  私がこの『黒い靴』の適合者だとわかって、
  ひとり教団に連れてかれたの」

ポツリポツリと自分の過去について話し始めた
リナリーの表情はどこか切なそうな笑顔だった

リ「唯一の肉親だった兄さんとも引き離されて、自由に外にも出しても  らえない。正直初めはあそこが牢獄のようだった」

=回想=リナリーsaid

『気が触れてしまったか…』
『縛り付けておかないと何をするかわからない…』
『絶対に死なせるな。外にも出すな』
『大事なエクソシストなんだ』

話し出したとたん、あの頃に記憶が甦って来る
真っ暗な部屋…見下ろす白衣の男たち…動かない手足…
すべてが恐怖だった

「…え……し…て」

発した声は自分のものと思えないほどにか細く
暗い部屋に吸収されていった

「おうち…かえして…」
「此処がおうちだよ」

懐かしい声。涙があふれ出してきた

「遅くなってごめんね。ただいま。
 今日から兄さんもこのおうちに住むよ。
 また一緒に暮らせるね…」

=回想終了=ここから、アレンsaid

リ「3年ぶりだった
  コムイ兄さんは私のために『化学班班長』の地位について
  教団に入ってくれたの」

切ない話に涙が伝う

ア「すごいなあ、コムイさん(いつもはアレだけど)」
リ「うん(アレだけどねww)」

さっきとは打って変わって、嬉しそうな万弁の笑みを浮かべる
リナリー、やっぱりこっちの方が似合っていると思う

リ「だから、私は兄さんのために戦うの」
ア「兄弟か…いいな
  汐たちはどうなんですか?」
汐「えっと…」

平穏は長く続かない…
誰かがそんなことを言っていた気がする

?「あっ!!ねーそこのカボチャ—」

今回の場合
これがきっかけかも知れない