二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re:ハイスクールD×D〜孤独の悪魔〜間幕 廻る舞台踊る悪魔 ( No.4 )
- 日時: 2012/02/27 17:55
- 名前: 紙々の黄昏 (ID: UWa9xSxf)
そこには何もなく、そこはどこでもなかった。
廻る回るマワル
そこには一人だけ、居た。
踊る躍るオドル
しかし、それは人ではない。
廻る回るマワル
『悪魔』だ。
踊る躍るオドル
それは、この何もない、孤独な大地に、孤独な世界に一人いた。
廻る回るマワル
そして、『悪魔』もただの悪魔ではなかった。
踊る躍るオドル
絶大にして、異常。絶対にして最悪の力を持つが故に異界に封じられた、
廻る回るマワル
『悪魔』である。
踊る躍るオドル
『悪魔』は一人で寂しかった。故に求めた。しかし、それはこの孤独な世界で叶う事はなく、変わらず孤独であった。
廻る躍るマワル
ある時、『悪魔』は思いついた。自分を魔法にして、何かに入れ、異界の生き物へ飛ばしてしまえばいいと。
踊る回るオドル
『悪魔』は、『悪魔』故に普通ではない魔法の才能があった。そして、それは狂行であり、凶行であった。
廻るオドルマワル
孤独故に友を求め、愛を求めた。
踊るマワルオドル
そして、
マワルオドルマワル
遂に魔法は完成し、『悪魔』は魔法となって、神器となって解き放たれた。
オドルマワルオドル
その後には、何もなく、何も居ない大地と世界だけが残された。
舞台はマワリ、『悪魔』はオドル。
その先に在るのは、愛か孤独か。
舞台は廻りに回り、『悪魔』は踊りに躍り物語は進む。
その『悪魔』の名を、
『■■■■■■■■■■■』
そう呼ぶ。
嗚呼、舞台よ廻れ
さすれば、
踊ろう、道化として…。