二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ポケモン】果てしない旅路 リメイク【参照100感謝】  ( No.26 )
日時: 2012/03/04 18:23
名前: 火矢 八重 ◆USIWdhRmqk (ID: kGzKtlhP)

「くそ、いきなり不意打ちとは!!こっちはドガースだ!」

 ロケット団のもう一人がドガースを出した。
 私は取りあえず指示を出す。

「騰蛇、コラッタに体当たり! 天后はドガースに岩落とし!」

『了解』
『承知いたしました』

 二匹のポケモンの声が聞こえた。
 コラッタは今さっきの「波乗り」で大分体力を減らされていたらしく、レベル5の騰蛇の一撃であっという間に倒された。ドガースもあっという間に倒された。

「くッ……!」
「こいつ、強いぞ!!」

 ロケット団の二人が悔しそうに顔を歪める。

「ポケモンじーさん、これでいい?」

 私が聞くと、ポケモンじーさんから了解の言葉が聞こえた。

「くッ……! 助手はあんなに弱かったのに……!」
「フッ。わしの部下が助手だけとは限らんぞ」

 ロケット団の一員に、ポケモンじーさんは答える。ってかあれ?私たち何時の間にポケモンじーさんの部下になっちゃってるの?












「いいか、わしの部下は……ざっと八千人いる!!!」














 バンッ!!と、効果音が聞こえるような感じでポケモンじーさんは言い張った。

 ってか・・・。

(嘘もポッタクリもいい所でしょうがああああああああああああああ!!)

 今まで存在が薄れて空気になっていた(←ヒドイ)オールがこっそりシャウトした。

(流石に、これで騙される奴は居ないでしょ)
(いや、わしはナイスアイディアと思ったんだがな……)

 ヒソヒソと、三人で突っ込んだりボケたりしていると、

「な・・・何ぃ!?」
「ハ・・・八千人だと!!」

『『『「「「………………」」」』』』

 私たちは一斉に思った。あ、こいつら、相当の馬鹿だと……。

「く、くそう! 今に見ていろよ。必ずロケット団は復活する! その時に、必ずお前が持っている卵を、奪い取ってやるからなッ……!!」

 そう言って、ロケット団三人組(一人気絶)は去って行った。ちなみに窓際から。

「あ、待てコラ!!」

 オールが慌てて追いかけようとしたところ、じーさんが止めた。

「落ちつけオール。敵はバッタもんとは言え、やっかいな組織じゃ。無理に刺激させちゃいかん」
「じーさん」

 いや、あんた結構刺激させてたからね? というツッコミは心の中にとどめておく。

「ロケット団……確か、三年前、三人の少年少女たちの活躍のお陰で、壊滅されたハズじゃがのう……」

 何処か遠い目で、ポケモンじーさんは語る。

「今年は荒れそうじゃなあ……」


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