二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.gray-man-銀狼ノ幻想- ( No.13 )
- 日時: 2012/04/08 00:34
- 名前: 優蘭 (ID: 3mln2Ui1)
- 参照: http://ameblo.jp/tsxbd562/
第5話≪咲繚のイノセンス≫
あたしは
エクソシストになる————そう決心した時からもう3日が経っていた。
ここは
誰も何もない 荒地。
訓練するために来た。
でもクラウド…いや,クラウド師匠はあたしにまだ何の訓練をさせてくれない。
理由を聞けば,「また後でな」それしか言わない。
何でだろう?
クラウドSAID
ふぅ… 困ったな。
咲繚のイノセンスがまさか あの『花雪』のものだったとは…。
コムイからはまだ言うなって言われてんだが,やはり言うべきか…
咲繚は花雪と深く関わっている。
それも
知り合い程度ではなく,家族のようになっているから,余計に……な。
コ「…クラウド元帥。 聞いていらっしゃいますか?その『花雪』のイノセンス保持者については,ある程度訓練させてこっちに連れて来て下さい。決して『花雪』については…」
ク「あぁ。 わかっている。 じゃぁな」
——ブチっ——
さて,
こうなると 早めに行動したがいいな。
咲繚のイノセンスの能力を
みてやるか…。
クラウドは多少不安を抱え,咲繚のもとへ行った
咲繚SAID
あたしの今の遊び相手は ラウ。ラウはクラウド師匠の子猿で同時にイノセンスでもあるらしい。
咲「ねぇ…ラウ。 あたしは本当にエクソシストなれ…「咲繚!!! 始めるよ。」 !!!!!?」
ク「ほら,早くこっちに来い。」
咲「ク…クラウド師匠? やっと始めれるんですか…?」
ク「あぁ じゃぁまず 私がやってみせるから,真似してやってみろ。いいな」
咲「はい」
——————『イノセンス発動!!』——————
ガゥルルルルルル…
咲繚は驚いた。
ラウが,発動と同時に獰猛で巨大な姿に変化したからだ。
咲「ラウ…? ラウなのか?」
ク「そうだ。 この子が私のイノセンスの対AKUMA獣 ラウ・シーミン。」
あたしにも こんな力があるのか?
あたしは銀狼として 生きていく,イノセンスのような神秘的なものに触れていいのか…?
咲「——————っっイノセンス発動…——————」
怖い。
怖い。
怖い。
あたしの中の何かが 動いていく…。
あたしの中の何かが 崩れていく
あたしの中の何かが
何かが
何かが————!
咲「 ぃやぁぁぁぁぁあぁあぁああああぁぁ!!!!!!!! 」
あたしの周りを
銀のベールが包んだ。
あぁ
きっとイノセンスの力に呑まれているんだな…
ク「咲繚!!! もう…ち度言え!!!! 暴そ…を…さえろ!!!」
クラウド師匠の声がかすかに聞こえる。
あたしは
何してるんだろう…
花【 咲繚… 言いなさい。 イノセンス発動——と。 】
花…雪
朦朧とする意識の中であたしは 花雪の声を聞きこう呟いた。
咲「 ———イノセンス発動——— 」