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第11話　≪命-イノセンス-≫



咲繚SAID

咲「はなし…　話聞かせて」

まだ　信じられない。
あたしが　花雪の命…イノセンスを奪ったって、どういうこと?


ク「実はな…花雪は　銀狼ではなく人間でイノセンスの適合者———


そう、エクソシストだったんだ。
花雪のイノセンスの名は『命ミコト』といってな、能力は自らの寿命を削りながら『名前』を与えていくことだった。

そして…あの悲劇が起った
あれは今から　15年ぐらい前だったな。」



それから　クラウドはあたしが座っていたところから
くいくい
っと手招きをしてベットに呼んだ。



ぼふっ


と音をたて　座り
クラウドの美しい金髪を眺めながら　話をきいた。