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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.gray-man-銀狼ノ幻想- ( No.72 )
- 日時: 2012/07/22 23:59
- 名前: 優蘭 (ID: CFCBgciA)
- 参照: http://ameblo.jp/tsxbd562/
第13話≪黒の教団への道≫
花雪の過去を知ってから3週間後、
あたしとクラウドは『黒の教団』と言う名の場所を目指して汽車に乗っていた。
ガシャンッ———!!!!!!!!!
ク「…何だ??」
激しく何かとぶつかった音がした。
汽車がぶつかった…?
ざわざわと 人の声が聞こえる。
そんな中、聞き慣れたクラウドの声が聴こえた。
ク「咲繚。 ちょっと見てくるからイノセンスをみといてくれ。」
咲「…うん。気をつけてね。」
そう答えたと同時にあたしは 重たい瞼に耐え切れず
そのまま寝てしまった。——
このときから、あたしと あの2人 の出逢う糸は紡がれていた。
トントン、 トントン…
リズムよく窓が誰かの手によって 叩かれている。
その音で 目が覚めた。
咲「…ん 誰?」
音のする窓をみると、
瞳の色以外の全て鏡にうつしたような まったく同じ顔で傷だらけの幼い2人が「あ け て」と連呼していた。
咲「!!!! あければいい??」
キィ—————
と窓を開けた瞬間 咲繚は驚いた。
幼子2人は どちらとも足、手が血だらけで今にも倒れそうなくらいの大怪我を負っている。
幼子「…た すけ…て」 「おね えさ…ん」
2人が交互にそう呟いた瞬間
クラウドの残していった『イノセンス』が美しく輝いた。
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