二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ONEPIECE -海姫- 建て直し!! ( No.17 )
- 日時: 2012/03/11 15:17
- 名前: 朔良 ◆D0A7OQqR9g (ID: w0.JbTZT)
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「マルコぉ…其処にいるんだろォ?でてこい…」
「……オヤジ…。すまねえよい…。」
「いや、いいんだ…。」
何処からか、マルコが姿を現す。話を聞いていたのだ。白ひげは静かにセナが行った方を見つめる。
それに気付いて、マルコも同じ方へ向いた。
「…セナに、昔、何があったんだい…?」
「マルコ……珍しいなァ、人の過去を探るなんて…」
「……まあねい。気になったんだよい。」
「おれも少ししか知らねえ。あいつは簡単に心を許す奴じゃねえからなァ……。教えてくれもしねえ…」
あいつは、あの小せえ背中に、どんだけ大きいものを背負ってるんだろうなあ……と、白ひげは、消え入りそうな声で付け足す。
誰かに頼らず、独りでずっとセナは。
「悲しい女だ…」
白ひげの声は、一際大きいエース達の騒ぎ声で消された。
***
「え!?セナが来てたのか!?」
「なんだエース隊長。知らなかったのか?」
「ぎゃはははは!仕方ねえよ!隊長寝てたもんなあ!」
「つーか隊長どんだけ寝てんだよ!もう夕方だぞ!」
朝—…とは程遠い、夕方。エースは二番隊隊員と話していた。
そして話の中に出てきたのが「セナ」。今朝来てたのだが、エースが起きる数時間前に帰った。
エースは心底悔しそうな顔をしている。
「あーあ、セナが来てるって知ってたらなあ…」
「よく言うよ隊長!隊長は絶対知ってても二日酔いでなかなか起きられねえぜ!?まあ二日酔いじゃ無くても起きねえけどな!」
「うっせ!」
隊員の一人が言う。それにつられて、ほかの隊員達もそうだそうだと笑いだした。
「まあ、また近いうちに来るんだから寂しがんなって隊長!」
「はあっ!?寂しがってねえよ!」
「おれ達知ってんだぜー?隊長がセナちゃん好きだって!」
「…はああああ!?そ、そそそそそんなんじゃねえよ!」
「赤い顔で言われても説得力ねえし!どもりすぎっしょ隊長!」
エースはべえっ、と舌を出しながら反論する。
隊員はにやにやしながらエースを鹹かった。隊員とエースの騒ぎ声は料理長が飯の時間を告げるまで続いた。
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