二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:   ONEPIECE -海姫-  建て直し!! ( No.2 )
日時: 2012/03/11 14:57
名前: 朔良 ◆D0A7OQqR9g (ID: w0.JbTZT)

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「お早う御座います。助けて頂いたのですね。
 それはそれは有難うございます。
 それではさようなr「待ちなさい!」…」


女をとりあえず医務室に寝かせて暫く立つと女は起きた。ナミによるとこの女はセナというらしい。何でも異例の額らしいが本当なのだろうか。
ナミは目をベリーにさせていた。
女はお礼を言い帰ろうとするがナミはそれを許さない。


「なんであんなところにいたの?」
「…貴方がたには関係ありません。
 私が何をしようと私の勝手じゃないですか。
 貴方が助けて下さった事に関しては感謝します」
「助けてあげたじゃない、それで許してあげるわ。言いなさい。」
「…礼をしろ、と仰るのですね。
 しかし私は助けてなど言っていない。
 助けたのは貴方がたが勝手にした事でしょう。
 …違いますか、泥棒猫様。」
「…!」
「それでも、と仰るのだなら、海王類を採ってきて差し上げます。何日分かの食糧にはなるでしょう。」
「……分ったわ、聞かないであげる。」
「話が分かるお方で。」


その女はにこり、と微笑んだ。
冷たい、口調と、瞳。どこか儚げで、悲しげで、放っておけない。
それが麦わら一味から女への第1印象。
女は容姿に似合わぬ、大きな蒼色の不思議な刀を持って、窓から飛び降りた。
海王類が、ちょうど頭を少しだけ出している。
それを見て船の手すりに立つと、刀を海に突き刺す。そしてひざまずいた。


「海狼変化、」


刀を海の中で回すと不思議な事に竜巻が起きる。
その周りには狼をかたどった水が暴れていて、
それは海王類に襲いかかった。


「ぐぉぉぉおおおおお!」
「…海狼・捕!」


海狼は、尻尾で波を立たせて、その波を女が空へ持ちあげる。
そして海王類を包み込んだ。
球体になった海の水(波)が海王類を包み、女は紙を球体に張り付けた。


「 捕! 」


そして刀は紙切れになった。


「お疲れ、水龍(スイリュウ)。」



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