二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re:   ONEPIECE -海姫-  建て直し!! ( No.29 )
日時: 2012/03/11 15:36
名前: 朔良 ◆D0A7OQqR9g (ID: w0.JbTZT)

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—戦いの町、ルシファー島


ルシファー島は大きな地震のせいで避け、2つの島が出来た。2つは互いに嫌っていて、何時も戦っている。
理由は、宗教の違いからだそうだ。片方は、ルフシー教、もう片方はファシー教。どちらが正しいか。
詰まらない理由だ、と唇を歪めて笑う。


「噂には聞いてましたけど、凄いですねー…」
「ああ。危険だから、気を付けろよ」
「大丈夫ですよ。伊達に賞金首やってませんし、エースさんが居るでしょう?」
「あのなー…」


エースは、帽子を深く被る。耳が赤いのが見えた。あら、と思ってまた笑う。


「じゃ、セナは食料探せ。おれは、情報を集める。」
「はい。…そう言えば、ログは?」
「ああ、…5時間だ。さっさと済まさねえと。だから—…」


ちら、と時計を見る。——朝の10時。15時に集合と言うわけだ。
わかった、と言うようにこくりと頷くと、其々の道に歩み始めた。
食料を買うお金は無いから、山に。でも、山を見て、溜息をつく。山は焼け野原になっていた。


「……食料どうしましょう」
「主。此処に居たのか」


突然後ろから声が聴こえて振り返る。——ハクだ。


「ナガワを海軍へ届けて来た。勿論、世界政府直属国家機密超監獄ディアボロス・プリズンに収容されるそうだ。」
「御苦労さまです。」
「…我が居ない間に色々在ったのだな。…まさかエース殿と行動を共にしているとは。」
「…ハク。世界が歪みはじめている。戦争の始まりを知らせる、メロディーが、もうすぐ流れる」


ハクは、…そうか、とだけ答えて私の足に顔を押しつけた。




.(きっと戦争が終わるころに、夏が来る)