二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 妖狐×僕SS 謎とメイドとSSと引きこもり 引きこもり更新! ( No.18 )
日時: 2012/03/27 01:54
名前: 秋桜 ◆hIJueew2tI (ID: WgY/GR3l)
参照: こんな時期にB型インフルエンザかよ・・・畜生・・・

story 1
「物事を行う前に、先ずやるべきことは大量にあるんだよ」


ーーーーーーさて、あの人達が来たのはついこの間。ほんの一週間前の事だ
僕らが来たのは一ヶ月前の事だが
別に放浪癖だとか、修行に出てたとか、そんなんじゃないらしい
人それぞれとは正にこの事だ。理由もバラバラ、行き先もバラバラ
出会って一週間しか経っていないのにもう「ちよちゃん」だとか、「凜々蝶様」だとか
僕なんかと仲良くして、良いのだろうか

「ちよちゃん?」
「・・・さっ、桜ヶ崎嬢さん!?」

あぁ、そうだ。今は朝食の途中だった
御狐神君も心配そうにしている
桜ヶ崎嬢さんも
明連寺さんは相変わらず気にしていない。いや、無視だな
影宮さんは御狐神君よりも不安そうにしている

「凜々蝶様・・・?あの、大丈夫ですか・・・?」
「っあ、あぁ、大丈夫です・・・」
「そうですか・・・」

影宮さんが心配そうに聞いてきた。そんなに心配な事だろうか
いや、確かに食事中にボーッと考え事をする僕もいけない
謝るべきだろうか

とかなんとか、僕が思ってたら

「おはよう雌豚共!昨日まで北海道に行ってきたぞ!!」
「おー、お帰り」

物凄い邪魔が来た

「貴様には枷!」
「ふぇっ?あ、有難う御座います・・・」
「貴様には手錠!」
「わ、わぁ〜・・・ななな何に使おっかなぁ・・・あはは・・・」
「貴様には鞭!」
「なんで僕鞭ばっかりなの?」
「貴様には首輪!」
「要らんけど貰っとく。小太郎ちょっと来い」
「やだよ」

毎度毎度の事だが

「何故、お土産が旅行先の物と全く関係無いんだ・・・!?」

まぁ、そんなこと言っても
彼の買ってくるものが変わるわけが無い
するとエレベーターから渡狸君が出てきた。影宮さんが小走りで向かい

「あ、わた・・・じゃなくて・・・ば、んり君・・・?・・・お、おはよう御座います・・・」
「よ、よぉ・・・りん・・・ね・・・?」
「りんたんおはよ〜♪あれ?もうそんな関係?」
「違いますっ!!!」
「渡狸・・・輪廻・・・顔真っ赤・・・」

・・・何故、朝っぱらから青春の様な物を見なければならないのか

「さっぱり分からない・・・」
「・・・恋する乙女!輪廻ちゃんメニアァァァァァック!!」

影宮さんが抱き付かれて、叫んだ





















ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




























ーーーーーーーー現在地、6号室前
そう言えば言っていなかったが、今日は学校は休みだ。だから多少バタバタしても問題は無い・・・と思う

「緋乃ちゃーん!緋乃ちゃーんっ!」

今、妖館住人全員で6号室前に居る
6号室、つまり『引きこもり』の蓮火寺緋乃が住まう部屋だ
SSは居ない。代わりに桜ヶ崎嬢さんや影宮さんが世話をしている
今日こそはと住人総出で引っ張り出しに来たわけだが

「出てくる気配無いな」
「当たり前だろう。とうの本人が出てくる気が無いんだからな」

此処に来るまで、実家では監禁、虐待され、挙げ句に虐め・・・引きこもるのも頷ける
だが、顔見知りが沢山居るのに何故出てこないんだ?そこが分からない

「緋乃ちゃん・・・出てきて下さいよぅ・・・今日ぐらい・・・」

影宮さんが半泣きになっている。確かに親友に会えないのは悲しい
だが無闇に引っ張り出すのは駄目なんじゃないか?人が嫌がる事を押し付けるのは良くない

作成中