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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ぬらりひょんの孫 〜緋色に染まった桜〜 ( No.15 )
- 日時: 2012/04/01 17:53
- 名前: ブルー (ID: bQbYMR0G)
第五章 桜の前で
投げたとクナイ何かで金属音がした。そして、澪は血桜を取り出した。
一目散に主と刀を交える。「皆の敵…。」
無意識に呟く。
主は、態度を変えずに…、「俺はおまえに礼を言いに来た。」
澪は反応を示した。
「俺の友人を助けてくれて ありがとな。」
刀を交えながら、主は私に言った。
(友人…?)澪は、不思議に思った、妖怪が人間を友人と思う理由が分からないからだ・・・。
「変な主…。」
第一印象がそんな風に思えた。
「どういう意味だそれは・・・。」
しかし、それが互いに隙を作ってしまった原因かもしれない。
私も主もそれを見逃さなかった。
キィィーン!!
金属音が桜の前で響いた。「!?」
パリィィーン!!
澪の面が割れる。
「え・・・。」
主が近付いてきて。
「これで顔を見て話せ…。」私の顔を見て、言葉が止まった。
何秒後、主がこう聞いてきた。
「おまえ、桜…好きか?」
笑顔で…。
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