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第十三章 土地神からの依頼

『自分の大切な人から離れないで。』
澪は、あの言葉が頭から離れなかった。
「澪。」
後ろを振り返ると、木蓮がいた。
「木蓮様、依頼…ですか？」「ええ、しかも土地神から」驚いた様子を見せる澪。
「そういえば、最近、四国妖怪の数が増えていますよね…。」
「実は、四国妖怪に土地神が襲われているらしいのよ。」
(四国…。)つい最近、倒したムチを思い出す。
「それで、夜に土地神の警護をしてほしいらしいですよ。」
澪はわかりましたと頷く。「夜は一睡も出来ないのから今、寝なさい。」
昼間はずっと眠らなければいけないんだ…。
「お休みなさい…。」