二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマイレブン   題名未定 ( No.10 )
日時: 2012/03/24 23:37
名前: ルリ朱雀& (ID: QhGr5xPX)


 5話 いない?



 山吹色の瞳の少女は、その瞳で雷門を見据えた。

 神「遅かったね、由羽。」

 由羽と呼ばれた少女は、無言でうなずき…

 羽「山吹…由羽。キャプテン…です。」

 円「あぁ、よろしくな。」

 瞳「挨拶も済んだことだし、そろそろ本題に入りましょうか。」

 瞳子監督がそういうと、雲居は表情を曇らせた。

 瞳「ここに、伝説のMFがいるって聞いたんだけど…」

 羽「残念ですが、お引き取り下さい。」

 由羽がそう言い放った。

 美「ちょっと、由羽…。」

 羽「ここには、貴方方が願っている人はいない。」
 
 瞳「あら、その証拠は?」

 羽「それを、私に言えと?目の前であの子たちが泣くのを見たいんならいいですけど。」

 汐・と・青「……………」

 MFらしい3人が苦笑した。

 と「由羽、泣かすの?じゃあ、ハンカチ貸してくれない?」

 笙「ときさん。冗談ですか?それ…。」

 と「冗談よ。睨まないで。」

 由羽は、サラッと受け流しこう言い続けた。

 羽「私は知っていても、お話しません。」

 瞳「……そう、分かったわ。」


 「「!!!」」

 円「瞳子監督っ!」

 瞳「しばらく、ここに居させてもらうわ。…知っていても、話さないなら知るまでだわ。」

 そう言い、去っていく。

 羽「……、いいの?監督さん行っちゃうよ?」

 円「お前…」

 羽「監督を見習え。」

 円「へっ?」

 円堂が何かを言う前に、雲居も去って行った。



 「「「…………」」



 風「円堂。とりあえず、キャラバンに戻ろう。」

 円「そうだな。」

 雷門も、去って行った。





 誰もいなくなった校庭。

 少女が1人。

 「由羽、黙っててくれた。大丈夫かな…。」

 少女は、転がっていたボールを勢いよく蹴った。