二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン 13話 更新!! ( No.30 )
- 日時: 2012/04/02 11:48
- 名前: ルリ朱雀& (ID: J/cl5oqb)
- 参照: 由羽は、大胆なのだ!!
14話 由梨の過去
3人は、キャラバンに戻ってきた。
風「円堂、どうだった。」
円「うぅぅ〜〜ん。だめだった。まぁ、明日も、行くか。」
羽「行く前に、ぜひとも、話を聞いてもらいたいものだ。」
「「「うわっっ!!!」」」
いつの間にか、由羽がいた。
羽「君達を、見極めよう。」
由羽は、そう言い夏未と秋の手を掴み、
羽「借りてく…。」
秋「えっ、」
夏「ちょっと!」
雷門は、呆然と見送った。
由羽は、キャラバンから十分離れたところで手を放す。
羽「手荒な事をしました。」
深々と、頭を下げる。
秋「いっいえ!何か、事情があったんでしょう?」
秋がそう言うと、由羽は突然、
羽「お願いします!あの子を、由梨を救って!」
秋・夏「えっ??」
羽「由梨。あの子は、辛い子なんです。」
由羽は、2人を座らせ話し始めた。
由梨は、前は、すごい子だった。
あの子がいると、チームは負けなしだった…。
でも、3年前。
由『お姉ちゃん!!』
あの子は、最愛の姉を失った…。
原因は、不明だった。
あの時からだった。
由梨は、サッカーをしなくなった。
でも、しなくなった理由は、それだけじゃない。
貴女達も見たはず。
あの子が、何かに怯えているのを…。
あれは、聞こえてるの。
秋「聞こえてる?」
人の奥深くまで、あの子は聞こえる。
簡単に言えば、人が心の中で思っている事。
心の声が、聞こえるの。
夏「心の声?」
由羽は、頷く。
羽「ずっと前から、聞こえていたと思う。」
でも、その時は制御できていたと思う。
多分、姉さんが逝って、あの子は壊れてしまったのかも…。
由梨は、我慢できなかったと思う。
秋「何が?」
羽「由梨の事、かわいそうと、思った?」
2人は、たどたどしく頷く。
羽「由梨は、それが我慢できなかったの。」
かわいそうと、言われ続けた。
由梨は、少なくとも笑っておこうと思った。
でも、散々そう言う事を言われ続け、由梨はもうだめだった。
羽「ねぇ、お願い。貴女達にお願いしたい。」
由梨に、本音をぶつけて。
なんと言うか…、あの子を必ず雷門に入れてくれない?
由羽の言葉に、2人は戸惑ったが、
秋・夏「えぇ。/分かったわ。」
2人がそう返事をすると、由羽はホッとし、
羽「ありがとう。」
頭を、下げた。