二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブン [Sound Girl] ( No.54 )
- 日時: 2012/04/20 22:16
- 名前: ルリ朱雀& (ID: J/cl5oqb)
27話 激震!最強のジェネシス!
円堂達の前に姿を現したのは、エイリア学園のザ・ジェネシスだった。
皆の胸に、不安が積もる。
それぞれの思いを抱いて、試合が、始まる。
試合開始、早々、ありえない程のスピードで上がっていくジェネシス。
そして、グランのノーマルシュートが、いともたやすくマジン・ザ・ハンドを打ち破る。
グ「入っちゃった…。」
それからも、一方的にジェネシスが点を決めていく。
ベンチにいた由梨が、ビクッと震える。
そっと、きつく右耳を塞ぐ。
由「やばい…!!!」
フィールドでは、吹雪がシュートを決めようとしたが、ジェネシスのDFに阻まれた。
それからも、ジェネシスはスピードを上げる。
無力な雷門を、嘲笑うかのように…。
得点差は、20点。
グランに、ボールが渡る。
グ「好きだよ、円堂君…。君のその目!流星ブレード!!」
瞬間、吹雪がゴールに突っ込んでくる。
様々な、でも悲しく、そして何処か怒り狂うような声が聞こえる。
私はこんな声が嫌いだ。
このチームは好きだ。だが時に、苦しい本音が聞こえる。
諦めたような声が…聞こえる。
吹雪の病室に皆が集まる。
由梨は少し離れた場所で皆の会話を聞いている。
春「吹雪先輩、ボールを取りに行っただけでしょうか?」
何やら話し込み、瞳子監督に聞く。
鬼「監督は何か、知っているんじゃありませんか?」
目をそらす監督。
円堂にせかされ、重い口を開く。
監督が語ったのは、吹雪の悲しい過去だった。
弟と両親が死に、吹雪だけ生きた。
瞳「由梨さん、貴女。前に吹雪君からあり得ない事に2つの声が聞こえるといったわね。それは、吹雪君の中に、アツヤ君がいるからよ。」
秋が瞳子監督を、問い詰める。
瞳子監督は、苦しそうな顔をして、
瞳「それが私の、使命です。」
去っていく瞳子監督。
それから、円堂が自分の責任だと嘆くが、鬼道はチームの責任だと言った。
そんな皆を見て風丸は、静かに去った。
由梨は、何も言わず見ていた。