二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: FAIARYTAIL 「悪霊憑き」 オリキャラ募集中 ( No.65 )
日時: 2013/01/23 22:57
名前: 有栖 (ID: kGzKtlhP)
参照: いろいろ出てきていろいろ吹っ飛ばす

〜「楽園の塔って何?」〜

チーム分に報酬を分けるのでルーシィさんが払う家賃は足りずにいろいろと仕事にとりかかる
ナツさんとグレイさんとお姉ちゃんを中心に何かを壊してしまうので結局報酬は減らされるんだけど
最終的にルーシィさんが選んだ演劇も一体いつまでやらせられたんやら………

「よくこれだけの強さで“賊”をやっていけましたね……」

アクトさんがそこらへんに散らばっている倒れてる人達を鎖で拘束する
完全にみんなは気絶していた

「ありがとう、アクト」

「いえ…。このくらい平気です」

本当はムーンさんで一気に決めたかったけど
ナツさんの前で実体化させると大変な事になるので実体化させなかった。
アクトの実体化を解きこれからどうするのかお姉ちゃんに聞く
余分にまだ後1日宿をとってあるしのんびりした村だと言う事でゆっくりしていくことに
今の所、何も壊してないし早く帰った方がいいと思うけど

「ん?あそこにいるの…ロキじゃない?」

「あれ?」

どうやらロキさんもこの村で仕事らしい
でもルーシィさんを見つけてすぐにどこかへ行ってしまう
気を取り直して、宿で晩御飯やらお風呂を済ませて部屋でゆっくりしようとしたけど
どうやらナツさんの言う“枕なぐり”…。
まくら投げだと思うけど間違ってないような気がするので外に避難する
ちなみにお姉ちゃん達は宿にある浴衣を着ていたけど私はあえて動きやすいような普段着を選んだ
いつもの格好の方が何かと落ちつくんだ
お風呂に入った後の夜の散歩は風が冷たくて気持ちいいくらい

『音楽…?』

「?」

シエルが急に立ち止まり耳をすませる
気になって私も耳をすませると確かに微かに音楽が聞こえた

『この曲は………』

アクトは聞き覚えがあるらしく少し懐かしいというような顔をする
音楽の元をたどっていくとそこに誰かがいた
遠くが透けて見えることからたぶん悪霊……なんだろう
その人は、目をつぶり指揮棒を規則正しくふる。それにあわせてどこからか音楽が奏でられる
しばらくその場に立ち止まりその音楽を聞いているとふと演奏が止まる

『私の曲が聞こえるの?』

その人は目を開く。その眼は、赤と蒼とで片方ずつ色が違う
真っ直ぐこちらを見てそう聞いた。その答えに静かに頷く
相手は私の後ろにいるシエル達をみつけ、少しだけ笑ったように見えた

『……なるほどね。今時珍しいわね、私たちが見える人間はあまりいないのに』

それだけいってどこかへ去ろうとするのを私は何故か引きとめた
自分でもよく分からないけど、たぶんこの人に何かを感じたんだと思う

「あの……“友達”になってくれませんか…?」

その何かの正体は自分でも分からないけど、悪い感情ではない




『それは、契約っていう事でいいのかしら?』