二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: インフィニット・ストラトス 黄金の転生者 ( No.3 )
- 日時: 2012/03/25 13:36
- 名前: キャキャロット (ID: ftamISp/)
インフィニット・ストラトス、通称ISと呼ばれるマルチフォームスーツが天才科学者、篠ノ之束の手によって開発された。これにより世界は大きく変わった。その理由は、ISは女性にしか使用できないことである。
ISには、兵器が効かず、どんな戦況にも対応可能であるため兵器への転用が危ぶまれたが、スポーツとしてISを使用するなどして、転用が免れた。
しかし、女性にしか使用可能であるため、女性優遇の世界へと変わってしまった。
だが、男でISを起動できる者がいた。
名は織班一夏。
IS学園1年1組で、世界でISを動かせる男である。
高校入試で、間違ってIS学園の試験会場へ行き、ISを触り起動したことで判明した。
ISを動かせるために高校は、IS学園へと入学した。
「織班先生と呼べ。」
出席簿で一夏を叩き指導する女性。
彼女は一夏の姉でありIS学園の教師でもある織班千冬
ブリュンヒルデの名を持ちIS世界大会では優勝している経歴を持つ。
今は、IS学院のSHRの時間。
教卓の隣には、男子生徒が2名いた。
「さて、皆に転校生を紹介する。」
千冬は、落ち着きのある声で知らせる。
「自己紹介をしろ。」
千冬に言われ、自己紹介をする男子生徒。
「俺の名はベジット・サイヤン。見ての通り男だ。織班一夏とは幼馴染だ。よろしく頼む。」
一礼をして下がると同時に前に出るもう一人の生徒
「名前はゴジータ・サイヤン。隣のベジットを兄に持っている。兄弟共々よろしく。」
簡単に紹介を終わらせるゴジータ。
「転校生だから分からんことが多いだろう。織班、お前が兄弟に色々教えてやれ。」
千冬が一夏に命令する。
「分かりました。」
一夏ははっきりと答えた。
「これで、SHRを終わりにする。」
千冬の一言でベジット兄弟の紹介の時間が終わった。
「よお、一夏。元気だったか。」
ベジットが声をかける。
「よお、ベジット、ゴジータ、久しぶりだな。俺は元気だぜ。」
親指を立てながら笑顔で答える一夏。
「相変わらず明るいなお前は。」
ゴジータが笑いながら言う。
「何言ってんだよ。ここは男がいないんだぜ。あまり話す人がいなくてよ困ってたんだぜ。」
ほんとお前らが来て助かったという一夏。
「何情けないことを言っている一夏。」
後ろから声が掛けられて声のした方を見る。そこには黒髪でポニーテールの少女がいた。
「お久ぶりです。ベジットさん、ゴジータさん。」
「お前は…箒か。」
ベジットは少女の名前を言う。
篠ノ之箒。小学校の時、一夏と友達になり一緒に剣道をしたことがある。
サイヤン兄弟は、剣術、武術共に秀でたために箒に色々指導していたので、同学年なのに敬語を使っている。
「その敬語なんとかなんねぇか。」
ゴジータが問うが、
「一夏みたいに師匠にタメ口は無理です。」
と即答された。
「師匠と言われたほどのことをした覚えはないが、まっ、しょうがねえか。」
それが箒だもんなと認めた兄弟。
ベジットが箒に話した
「後で、二人で話がしたい。聞きたいことが何点かある。」
後半の方になると真剣な表情になっていた。
「はい、わかりました。」
しっかりと返事をする箒。
「おう、じゃ後でな。さて、席に着くか。織班先生の気が近づいている。」
そう言うと兄弟は席に着いて授業の用意をする。
「さて、皆席に着け、授業を始めるぞ。」
千冬が言いながら教壇へと向かう。
「「さて、頑張りますか。」」
兄弟が心の中で呟いていた。