二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: ヘタリア(基本パロ物)【童話パロ中】 ( No.13 )
日時: 2012/03/31 08:44
名前: 出尾 ルモ (ID: .1vW5oTT)

はい。続きです。

巨大トマトハウスを見つけた髭は、
ヘタレ兄妹の親であるはずのギルベルトを訪ねることにした。

「こんこんっと、誰かいる?」

ギルベルトが中にいるはずの家をノックするフランシス。

「・・・、いねえよ。誰も俺様なんて中にいるわけねぇよ・・・」
(いるじゃんっ!)
中からギルベルトの声が聞こえたのを合図として、
フランシスは戸を開いた。
中には勿論、ギルベルト一人が居た。

「って、アルコール臭いよ!!ギルどんだけビール飲んだの?!」
「ケセセセセ・・・・・・、そうだな、あぁ、フェリちゃんも
兄様ロヴィの方もアントーニョもいなくなっちまったぜ・・・。」

ずーんの表情のギルベルト。

溜め息をついてフランシスはギルベルトの隣に座る。
「どこにアントーニョはいっちまったのか・・・、
はぁ・・・、森の奥の小屋に二人を預けるつもりが、
見失なっちまうし、森の奥の小屋と小屋の住人(弟)も無くなってやがるし・・・。はぁ・・・、」

(なるほどね・・・、大体分かってきちゃったよ)

つまりはこういう事である。
森の奥の小屋の住人→トマティーナに追い出される。
森の奥の小屋→トマトハウスに。

(さて・・・、どうやってこの状況を打開するかだけど・・・。)

「ギル、俺がどうにかしてあげよう」
「は?」

*数時間後*

「子供達を取り返したいのにどうにも出来ないとは一体どういう了見ですか?!
この御馬鹿さん!!まったく、あなたという人は・・・、(ポコポコ」

「あんた、ローデリヒさんの大事なところを一回とった事の
罰が当たったのよ!!!フェリちゃん達まで巻き込むなんて!」

「なぁ、フランシス、どうにかしてくれる・・・って」
「お兄さんなかなかいい人選だと思うんだけど?」

フランシスが連れて来たのはローデリヒ、そしてローデリヒについて来たエリザベータ。
「まぁ、あなたに貸しを作っておくのは悪くありませんからね。」
「フェリちゃん達のためだもの」
「お兄さんは、あのトマトを料理に使おうと思うんだよね」

そんなこんなで巨大トマトハウスに乗り込んだ4人。
中には、フリフリエプロンのフェリシアーノと、何やら様子がおかしい(舞踏病)
のロヴィーノと、トマトの格好コスプレのアントーニョが居ました。

「一瞬でお兄さんには意味が分からない!!」

「なるほど、そういう事ですか」
何だかフランシスとは反対に一瞬で悟ったらしいローデリヒ。
「ア、アントーニョ、フェリちゃん、ロヴィーノ・・・、
無事だったんだな・・・、いや微妙に無事じゃない気もするけど、

良かった・・・。帰ろう、家n・・」

「嫌やねん」

『え?』(一同

「この家に住みたいんや、それだけや。だから、ギルもここに今日から住むんやで?」

続く
ヘングレじゃなくなってきた・・・。