二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: inzmGO【音は1つになり、空にはばたく】 ( No.21 )
- 日時: 2012/04/05 15:04
- 名前: 風風 (ID: /8RPd6Ii)
- 参照: http://参照100記念 雷門メンバーでワイワイ ⇒ マサ→蘭(?)
《花の香りに誘われて》
「それじゃあ」
「「「かんぱーいっ!!!!!」」」
-カキンッ-とガラスとガラスがぶつかった音が鳴り響いたのは、大きな桜の木の下に広げてある敷物の上だった。
ここは、雷門中学校のサッカー棟を少し抜けたところ。
雷門中の桜の木は見事にほとんどの木が満開なため、円堂監督主催で、サッカー部のお花見会だった。
「本当に今年は綺麗な桜が咲きましたね!」
桜をうっとりと見上げながら葵が呟くと
「あぁ!まさに満開花盛りだな!」
水鳥はコップに入ったジュースを勢いよく飲み干す。
「神サマ、桜が凄く似合ってる!!」
-カシャカシャ-と音を鳴らしているのは茜の愛用カメラで、彼女のホルダーにまた思い出が増えていった。
マネージャーも、楽しみ方は違うがみな楽しんでるようだった。
「そいじゃ!!落ち着いてきたことだし!なんかやりませんか!!」
突然、メンバーのムードメイカーである浜野からの提案があり
静かになる前日だったが、
「じゃあ!一発芸大会でもどうですか!!」
輝からの提案が出た。
その提案はすぐ採用されたらしく、そんじゃ!狩屋からな!!
なんていっていた。
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一発芸大会が一段落すると、みな自由に行動しだした。
狩屋は、一発芸で疲れたのか、天馬たちに見つからないよう、静かに賑やかな場所を抜けた。
サッカー棟から大分はなれたところにも、やはり桜は満開で、春らしさが出ていた。
よくこんなに咲くよな
なんて、狩屋らしくない思いで桜を観賞していたら突然、-ブォォォ....-とこれはまた春らしい春風が吹きはじめた。
最初の風はとても強く、何枚か花びらが散っていくのを見ているとどこかはかない気持ちに、狩屋はなっていた。
舞い上がる、桜の間にふと、狩屋が見たのは桜より濃い色のピンク色。
木々の間から、ピンク色が見えたため、まさかと思いそのピンク色のところへ向かった。
そこにいたのは、紛れもなく霧野だった。
どうやら霧野は寝ているらしく、深くその長い睫毛が下にたれ、その桜の木にもたれ掛かり、一定のリズムで呼吸をしていた。
その姿をみた瞬間、狩屋は-ドキンッ-とした。
男である霧野に一瞬、顔が赤くなったが、すぐにいつもの呆れ顔になり
なんで、こんなとこにいるんだよ
心のそこで小さく呟いていた。
ふと、霧野の手元をみると白い肌に薄ピンク色の桜の花びらがちょこんと置いてあり
狩屋は小さく笑みをこぼした。
「おーい、霧野?」
「ん?神童...」
霧野が目を覚ましたのはお花見が終わり、ほとんどの人がもう帰ったころ、神童に強制的に起こされていた。
神童は少し呆れた顔をして
「霧野....何時間寝てたんだ?」
なんて、聞かれて霧野は慌てて飛び起きた。
飛び起きるときに、-カタ-と音をたてたのは霧野の携帯電話で、携帯の画面には、《着信メール一件》とかかれていた。
誰からだろう。そう思い開くと
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可愛いですね。
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と一言だけ狩屋からのメールが来ていた。
下のほうには、画像を出すURLがあり、それをクリックすると
先程の霧野が寝ていた写真があった。
しかも、髪の毛は完璧おろされており、まさに女の子であった。
「かりやぁぁぁぁ!!!!!!」
響いた声は、もう帰ってしまった、狩屋への霧野からの怒りの声だった。
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疲れた.....
駄文だぁ....
参照100hitありがとうございました!!
一発芸大会の方は皆さんの想像でお願いします。