二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: inzmGO【音は1つになり、空にはばたく】リク2つ ( No.65 )
日時: 2012/04/13 17:15
名前: 風風 (ID: evp0hpRa)




長く、カーブがかかっている道を車に揺られながら、かれこれ30分。

出発したときから景色はガラッと変わり
海ではなく、長く透き通った川が左脇に流れ、道の右脇には広葉樹が奥の奥まで広がっていた。

ふと、外を眺めると木々にはリスがおり、リスのことをじっとみていた歌海は目が合うと思わず笑みがこぼれる。


 「着いたぞ。」

助手席に座っている霧野の後ろから顔をだし、霧野の目線の先を見ると自分たちがいる屋敷と同じぐらいはある大きな屋敷だった。


車から降りると、霧野はそのまま屋敷の前にある普通の門の10倍はある、門の前にあるインターホンを押す。


しばらくすると-ギ、ギギギギギ-

重い門がゆっくりとだが開き始め、奥の建物が詳しく見えてきた。

門の少し先には、白く大きな噴水があり、周りには広い草原が広がっていた。

更に奥には、白を基調とした豪邸が堂々とそびえたっていた。


門が完全に開くと、霧野と狩屋が中に入ったため、後ろから緊張したように背筋を伸ばし、後を追いかけた。



屋敷のドアの目の前へ行くと、インターホンをまた押す。
すると今度は以外と早く屋敷の扉が開く


 「以外と早かったな霧野。まあ、別に構わないが.......」


屋敷の中からは、高級感を思わせる、薄いミルクチョコレート色の青年がいた。
青年の薄いミルクチョコレート色の髪の毛先は緩くカールがかかっており、繊細で高級なイメージをはなっていた。
だが、青年の顔はとても穏やかで、霧野の顔をみると、爽やかな笑顔を見せていた。

次に、青年は歌海達をみると、更に爽やかな笑顔で歌海と玲音に歩み寄った。

 「お前達が新入りの明空二等兵に朝雛上等兵だな?俺は神童拓人だ!よろしくな」


爽やかな笑顔と共に神童は握手を交わそうと、手を差し延べる。
歌海は少し苦手だなと思いつつも、握手を反した。