二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【妖狐×僕ss】おたく系女子の妄想日記。  ( No.31 )
日時: 2012/05/04 19:17
名前: 恵莉♪ (ID: CnBgMNSf)

第六話「ん〜何〜?」

妖館。朝。ラウンジにて。

「さてと、では食べるとするか」
食事を運んできた凛々蝶が席に座る。
「凛々蝶さまが御自分でメニューを選び、御自分で注文をし、御自分でお食事を運んできたのですね。やはり、僕は不要な存在…。凛々蝶様、こちらを…」
そう言って凛々蝶にナイフを差し出す。
「どうぞ、処分なさって下さい。」
「は?君をか?」
「はい。生殺与権は凛々蝶様にあります。」
「生きろぉ!!少しは自分を大切にしたらどうなのか?」
「では、これからは僕が用意しても構いませんか?」
「うむ。君がどこでどう生きようと君の好きにすればいい。」
「凛々蝶様!凛々蝶様はなんてお優しい御方…」
御狐神は通常運転だ。

そんな二人の会話が繰り広げられる隣のテーブルでは、恵瑠が食事をしていた。

「いただきます!」
そう言ってご飯を食べ始める恵瑠。
此処のご飯、美味しいなあ…
そう思いながら何気なく視線をずらすと、自分の隣に残夏が座っていた。
「——っ///」
一瞬口に咥えていたパンが詰まりそうになった。
「えっ!あっ!あの…何時から居たんですか?」
「ん〜?恵瑠たんが『いただきます!』って言ったあたりからかな〜☆」
「えっ!本当ですか!?」
「本当で〜す☆」
残夏はにーんと笑った。
昨夜の事や、今朝のことがあったからか、二人の距離が縮まったらしい。
そんな会話をしながら食事を始める。

「「………」」

数分後…
「あの…」
ふと手を止め恵瑠が話しかける。
「ん〜何〜?」
「いえ!なんでもないですっ///」
恵瑠は顔を赤くしながら食事を再開する。

そして数分後…
「あっあの…///」
恵瑠はまた手を止めて話かける。
「ん〜何〜?」
「い、いえ!なんでもっ!!」
そしてまた食事を再開する。

それから数分g((
「///あっ!あのっ///」
「ん〜何〜?」
「い、いえ!なんでもないです!!」
恵瑠は顔を赤くしながら食事を再開する。
あぁ…///恥ずかしくて食事に集中できないよう…(泣
恵瑠は心の中で嘆いていた。
そう、さっきから残夏は恵瑠の食事姿を見ているのだ。
何も言わずに…。
なぜか楽しそうにww
このことが恵瑠にとってはかなりきついらしい。

食事を初めて30分後…。
「ご、御馳走様でしたっ///」
ふぅ…やっと食べ終わった。
そう思って食器を片付けに行った。