二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 天使と悪魔と風霊と  〜イナズマイレブンGO〜 ( No.1 )
日時: 2012/04/11 19:53
名前: ayaka ◆cW98CwF.kQ (ID: LMLu5hTj)


1話  <事件>


桜が咲き、穏やかな風が吹き抜けている、そんな中…。
一人の少年がやってきていた。



少し前から、辺りが騒がしくなっていた。
だが、雷門中に入学できたのを今更感激し、暫く感動に浸っていたので、僕は、騒がしくなっていたのに気付かなかったが、凄い音がしたので、流石の僕も、我に返った。

辺りを見回すが、特に変わった事はない。
僕は不思議に思い、そこら辺にいた、先輩と思われる人に聞いた。

「あの…何かあったんですか?」
「え…?あぁ、サッカー部の第二グランドで、一人の少年が、サッカー部を潰しちゃったのよ。で、もう一人少年が来て、ごたごたがあったみたい。さっきの爆発音みたいな音は、サッカー部を潰した少年が、旧サッカー部部室をシュートで壊した音よ。」
「え、本当ですか?」

いくらなんでも、シュートでは壊せないだろう。
そう思ったが、目の前にいる少女が、初対面の僕に嘘をつく理由が無いので、取り合えず信じた。

彼女の言っている事が本当だったとしたら、彼は凄いキック力だと思う。
サッカーグランドから打ったなら、尚更だ。

「本当よ。でも、潰されたサッカー部は、二軍みたい。でも、あの彼…。自分が率いるチームと、一軍で、今から戦うみたいよ。」

いくら、二軍を潰した彼と言えど、流石に一軍のサッカー部は潰せないだろう。
そう思った。
まあ、精々、2−1位で勝つのではないか?

「せっかくだし…見に行く?試合。」

少女は、ニコリと微笑み、そう言ってきた。
僕は、はい、と言い、少女の後について行った。

「あ、そうそう!私は、2年、サッカー部マネージャーの、神童 花蓮って言うんだ!宜しくね!」

「あ、僕は、陸川…陸川 風と言います!」



この時…。
もうひとつの物語がはじまろうとしていた。