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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【inzm】混ざり合った色が持つ輝き ( No.22 )
- 日時: 2012/05/30 21:56
- 名前: 志保 (ID: wxZ0SJGK)
てーんまで、とどけぇ!!side(天馬です)
シャカシャカ———…
一心に琥珀を磨く音が辺りを包み、状況的にあまり喋れない。
周りを見れば通路を挟んで向こう側は芸術に力を入れる人が、もうひと通路を挟めばデザインに思考を走らせている人がいる。
ここは小学校の2-2の教室。
まだランドセルを背負って1年しかたっていない2年生が使う教室。
昔では大きく感じていた机や椅子は、今ではすっかり自分の体の方が大きくなり小さいと感じるようになった。
低すぎる机、膝が余る程の高さしかない椅子、今では懐かしいばかりだ。
外では初めてのバザーに胸を躍らせる1年生、生憎の雨ではあったが元気な声は校舎の中を溢れさせていた。
森「じゃあここで交代しながらお昼食べていこうかー」
嬉しいことにお昼は無料で用意してくれている。
勿論焼きそばにお茶、かと思いきや…
水「赤飯もあるじゃん!」
おい、バザーになんてものだしてんだ。
南「た、玉こんにゃくだと…!?」
まて、篤のその反応はどこから?
ついでにフランクフルトもついていた。
怪我の功名。
さっきまで面倒くさいという気持ちもあったが気が変わった。
俄然やる気だ。
南「瀬戸、玉こんにゃくをいらないというなら俺にくれ。」
篤は玉こんにゃくが大好物らしい。
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