二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.11 )
日時: 2012/04/21 18:26
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第六話 -記されてない歴史-



沙「アクマ・・・どこ?」
ア「こっちです!」

さっきからこっちこっちって
方向音痴?;;;;

沙「・・・あ」
ア「!!危ない!」
??「・・・へ?」

駅前で出会った少年が
大量のアクマに囲まれていた
その姿は何故か
アクマを恐れているようではなかった

ア「イノセンス発動!」

アレンの左腕が大きな銀色のした腕に変わり
アクマを握り締め、破壊した

沙「アレン・・・すご」
ア「大丈夫ですか!?」
??「・・・」
沙「?」

少年が振り向いた勢いで
その少年の瞳がキラリと光り
私達を一瞬睨んだ

綺麗な黒髪をした男の子

??「ああ、うん。ありがとう」
ア「よかった・・・ここは危険です。速く行きましょう」
??「え?;;ああ・・・うん」

急いで場所を替え
古びた教会のような場所に逃げ込んだ

??「ふー・・・。ありがと。旅人さん」
ア「はいw無事でなによりですw」
沙「・・・で、これからどうする?街の人・・・全然いないんだけど」
ア「そうですね・・・どうしましょう」
??「・・・街の人なら、さっきのアクマに食われたよ。全員」
ア「えええ!?そんな・・・」

・・・
少年が笑っているように見えたのは
私だけなのだろうか

沙「じゃあ・・・君が生き残ったんだ」
??「うん。運がよかったよ」
沙「・・・聞いてもいい?」
??「いいよ」
沙「君がアクマに囲まれてた時。
   悲鳴も上げてなかったし、アクマを怖がってなかったように見えたんだけど?」
??「・・・」

それから少年は黙っていた
屋内には、沈黙が続く

??「怖すぎて、身動きとれなかったんだよ」
沙「なんで悲鳴あげなかったの?」
??「大人しく殺されようと思って」
ア「・・・|||」

アレンが気まずくしてる
悪いと思ってる
でももう少し時間をちょうだい
最後に聞きたい

沙「貴方はどうして、アクマの存在を知っているの?」
ア「え・・・!?」
??「・・・」

今までの会話をずっと聞いてた
この人は平気で

    ''アクマに喰われたよ''

まるでアクマの事を知っているかのように
あっさり言ってる
それに
もしそれを言ってなかったとしても
普通の人なら、アクマの存在を聞くはずだ

なのに
1ミリたりとも
この戦争について、質問してこない

??「・・・聖書に書いてあったんだよ」
沙「嘘。聖書に書いてるはずがない」
ア「あのぉ・・・沙羅?」

・・・あ

沙「ごめんアレン・・・」
ア「いえ・・・。それより現象を調べないと;;」
沙「あ・・・そっか」

うっかり本題忘れてた・・・