二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.124 )
日時: 2012/06/10 11:35
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第三十七話 -幸結空間-



ティ「''幸結空間''」
悠「・・・え?」

 ティキがやっと口を開いて、上を見上げた

ティ「それが・・・扉の中にある空間の名前さ」
悠「何だよソレ・・・」
ティ「ま、たぶんだけどな」
悠「ハ!?」
ティ「じゃあな」

 ティキは、教団と反対方向へ歩いていった

悠「・・・サンキュ。ティキ」

 俺はティキとは反対に、教団に向かって走っていた


ル「沙羅・・・」

 やっと面談を許可され、室内にはルカだけ

ル「・・・ん?この気配・・・」

 室内の窓から、教団の門を見つめる。そこに居たのは・・・

ル「悠!?」


悠「・・・」
リー『誰だ?お前。何の用だ』

 通信器でリーバーが話しかけるのが聞こえた
 よく見ると、ノアの聖痕が入っているのに気付いた

リー『な・・・室長!!ノアです!!』
悠「・・・」

 その瞬間、元帥のソカロ・クラウドが教団の門前に出てきた

リー『元帥!!』
ク「いい度胸だな」
悠「待てよ。俺は別に争う気なんt—」

 言いかけた途端、ソカロが悠に攻撃した。おいおい・・・
 クラウドのアクマ獣・ソカロの神狂いに苦戦する悠。逃げようとしても、逃げられない
 時がたつにつれ、傷は増えていく

悠「っ・・・攻撃する気・・・ねぇ・・・・っての・・・・・・・・・」
ク「冗談も程々にしろ」
悠「・・・マジなのに」
ソ「あん?なんだよ」

 ソカロが急に変な事を口にした。視線を二人に向けると、ルカがいた

ル「やぁ悠。来んだね」
ク「ルカ・・・お前、ノアと知り合いなのか?」
ル「そうだよ。私の親友」
ソ「どういう風の吹き回しだ?こいつは俺の獲物だぞ」
ル「いいから落ち着け二人共;;」

 ルカが居なければ今頃・・・・俺はどうなってたんだろうな

ル「悠。沙羅は治療室にいる。来てくれるよね?」
悠「当たり前だろ。その為に来たんだ」
ク・ソ「・・・」

 ルカがみんなを説得し、なんとか治療室に到着した

コ「君が・・・悠くん?」
悠「ああ」
コ「こっちだよ」

 案内された個室には、沙羅がベットの上で寝ていた

悠「・・・ティキのクソ野郎」
ル「ノアの名前?」
悠「・・・」

 沙羅の手の平を、そっと触る。そして、沙羅の傷の時間を戻した

コ「傷が・・・!?」
ル「消えた・・・」
悠「ノアの力は、沙羅の為に使う。俺自身の為にはもう使わない。ルカ」
ル「?」

 ルカの耳元で小さく呟いた

ル「え・・・本当?」
悠「ああ。コムイって奴に説明してくんね?」
コ「?」
ル「わかったw」