二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.146 )
日時: 2012/06/29 19:29
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第四十三話 -腐った扉-



悠「うぉお!?」

  パン!! パパン!!


 悠を教室に呼び出し、サプライズ。お別れ会の始まり

悠「何コレ・・・」
ル「お別れ会さ!急だったから焦ったよww」
??「悠ちゃん座って座って!!」

 一番前の中心。みんなと向き合って座った

??「じゃあ、代表者挨拶!!」
ル「・・・」

 ルカが黙って悠の前にたつ

ル「お前はすごく友達思いだった。勉強もスポーツも出来て・・・私の良きライバルだった」
悠「・・・ハッ」
ル「ありがとう悠。・・・・・・」

 ルカは、みんなに聞こえない声で言った

ル「沙羅の事は任せな」
悠「・・・!」

 それだけ言うと、再びマイクを手にした

ル「そして!引っ越しても・・・元気でね!」

 パーティーは盛り上がっている。まだ沙羅は、悠に話しかけることが出来なかった。周りに人がいすぎて・・・入れなかった

ル「悠って人気者でしょ?」
沙「・・・うん」
ル「アイツ、いつも沙羅の事心配してたんだよ。風邪引いて寝込んでた時なんて・・・授業休んで、ずっとお前の隣に座ってた」
沙「・・・え?」

 そんな事、知らなかった

ル「アイツいつも沙羅の話しかしないし・・・この前なんて、沙羅が久しぶりに笑った〜って言ってはしゃいでたよ」
沙「・・・」
ル「アイツは・・・沙羅を傷つけたくないだけなんだよ」
沙「悠・・・」

 みんなの隙間から、悠の笑顔が見えた。ありがとう・・・

沙「・・・・・・ありがとう」
ル「・・・」

 パーティーは終わり、部屋に戻った

沙「悠・・・?」
悠「お、沙羅wおかえり」

 悠はもう、荷物をまとめていた。部屋にあるのは、私の物だけ

悠「・・・短い間だったな」
沙「・・・うん」
悠「付いてきて」
沙「え?ちょ!!」

 悠は前を向いて、ただ走り続ける

   着いた先は

沙「桜・・・?」
悠「登ろうぜ」
沙「でも!芋虫・・・」
悠「この木はいないんだよ。さ」

 悠は私に手を差し伸べてくれた。その手をギュッと握り、登った
 東を見ると、家の光り・車の光りがみえる。夜景というものだ

沙「わぁあ・・・」

 沙羅は目を輝かせ、その夜景を目に焼き付けた

悠「ウチのお気に入りの所」

 そう言って、悠は私の首に何かをさげた

沙「これって・・・?」
悠「ネックレス。ペアルックの方が楽しいかな。大人になってまた出会ったら・・・互いのかけたハートを合わせよう」

 一つは、リングと棒のついたネックレス。もう一つは、ハートの右側がかけたものだった

悠「・・・さ、帰ろうぜ。ゆっくり」
沙「・・・うん!!ww」