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　　　　　　　第五十八話　-返しに行くから-




??「うう・・・・うあああああああああああ!!」

頭がわれる
痛い・・・苦しい・・・
誰か・・・助けてよ・・・

?1「大丈夫ぅ?」

目の前には、同じ学校の
ロード・キャメロットがいた

??「!ロード・・・?うっ!!」
ロ「大丈夫だから。すぐ終わるからね」

まるで自分も体験したことがあるかのように
すぐ終わるって・・・どういう事?
ロード・・・教えてよ

ロ「・・・肬」
肬「何・・・?」
ロ「ううん。大丈夫だからね」
肬「・・・うん」

何日も続く頭痛
もちろん学校はやすんで
唯一見舞いに来てくれるのがロードだった

肬「うあああああああああああああああああああ!!」



目が覚めた
もう頭痛もしなくて
真っ暗な空間の中に一つだけある
ベットに寝ていた
ここは・・・どこ・・・?

??「コンバンワ」
肬「!?誰・・・?」

目の前にはポッチョリしたおじさん
いあ・・・人間なの?耳が・・・

千「我輩は千年伯爵。初めまして肬」
ロ「起きたぁ?肬」
肬「???・・・千年伯爵・・・」

懐かしく感じる名前
そしてその隣にロード・・・

ロ「肬は神に選ばれたんだよぉ」
肬「神に?」

ノアやエクソシストについて
私は詳しく聞かされた

肬「・・・それが今の世界の状態?」
ロ「うん」

・・・




　　　　　　　　　　「悠」
　　　　　　　　　　「何?肬」
　　　　　　　　　　「このネックレス・・・あげる」
　　　　　　　　　　「え?いいの?友達の大事なモノって」
　　　　　　　　　　「だからだよ。約束をかわりに果たしてほしいの」
　　　　　　　　　　「・・・わかった」
　　　　　　　　　　「お願いね・・・もう一人の悠」
　　　　　　　　　　「・・・うん」


蘇ってくる記憶
失われた記憶
忘れてた記憶

ああ、そうだ
悠。君だったんだね
ずっと私を呼んでいたのは
今・・・迎えに行くから

そこで待っていてくれる?
置いていかないでくれる?
また一緒に歩いてくれる?
私を見捨てないでくれる?

ねぇ悠
もう一人の私
私の半身

どうなの?答えて

・・・
・・・
・・・

答えてくれないのね
なら・・・やるしかないのね

殺ってあげる
私の半身

千年公と組んで
ノアと組んで
アナタヲ壊シテアゲルカラ

ノア

「ん」
「貴方がトリーブ?」
「珍しいな。俺に話しかけてくる奴」
「・・・・・・お願い。悠を殺る力を貸して」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・構わないよ」
「ありがとう」

待ッテテ悠
イマ・・・アノ時ノ恨ミヲ
苦シミヲ

全部返シニ行ッテアゲルカラ