二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.21 )
日時: 2012/05/09 20:34
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第十一話 -任務-



沙「任務?」
コ「うん。アルゼンチンで、多くのAKUMAが出現してる」

相変わらず、室長室は汚い
部屋の机、床、棚

全ての所に資料が置かれていて
足の踏み場もない

・・・思いっきり資料踏んでるけど、いいのかな・・・

ア「アルゼンチン・・・結構遠いですね。船が・・・」
コ「2回乗るね。往復で計・・・」
沙「4回」
コ「まぁ、頑張ってきてね」

計算もろくに出来ない大人って
どんな学校行ってたんだろう

        ・・・人のこと言えないか。私も・・・——


       ガタガタガタガタガタガタ....

沙「遠いね〜」
リ「そうよね・・・流石に;;」
ア「・・・」

アレンは疲れたのか、ぐったり寝てる
その顔はなんとなく可愛く見えた

汽車の中には誰一人いない
あるとすれば、木で出来た硬い椅子

沙「・・・」

窓を覗けば、海が見える

 日本海?太平洋?わからない

この汽車は、海沿いを走ってる
駅に着いたらすぐに船場があるので
移動するのに急ぐ事はない

 ゆっくりと・・・・——

ア「ううん・・・」
リ「起きた?アレンくん」

アレンが目をこすりながら、窓を見た

ア「まだ海ですか・・・」
沙「別の列車は花が沢山見れたらしいけどねw」

時間に余裕を作りたいって言ったのはアレンだよ
だから海だけの方に・・・

アレンは顔をしかめた
たぶん後悔してるんだろうな

リ「大丈夫よ;;そのうちまた着くわw」
沙「着いたらまた海の上だけどねw」
ア「あああ・・・|||」

・・・アルゼンチンは、ブラジルの下にある
自分の生まれた国の・・・下に

      お父さんに・・・会えるのだろうか


     キキィイイイイイ...

窓の景色が、海だけでなく
人だかりも見えるようになった

たぶん、駅についたんだろう

沙「アレン。降りよう」
ア「あ・・・はい!」

アレンは降りる準備をしてなくて
焦りながら返事をした

       ガタッ

沙「ここが北アメリカの一番下か〜・・・あ、船着場」

汽車から出たら、目に入った船着場
対して目立たないし、あまり・・・よさそうなものじゃない
お古・・・みたいな・・・
人だかりも、船着場の周囲には誰もいない

     ザァアアアァアァアァッ...

 海の潮の香り
   綺麗な波が押し寄せてきて
最高の景色

ア「船も何も見当たりませんね・・・」
??「アンタら、何してんのさ?」

話しかけてきたのは、帽子を被ったおじさん
ちょっとぽっちゃりしていて、ちょいヒゲ

リ「南アフリカ行きの船があるって聞いたんですけど・・・;;」
??「・・・アンタ・・・ここの船場は——」

おじさんが、顔をしかめてから話し出した

   波が押し寄せてくる
  海辺の場所で・・・——