二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -消えた扉- ( No.215 )
日時: 2012/07/15 20:44
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

       第五十九話 -メッセージ-




悠「・・・なんで俺まで教団に・・・・・・」
ル「アンタもエクソシストなんだから」
悠「・・・ハァ。・・・・・・」

汽車から外の景色を眺めていた
目の前には沙羅がいる
でも

話したくなくて
眼を合わせたくなくて
笑い合いたくなくて
側にいたくなくて
傷つけたくなくて

決して向こうを向かなかっ
た窓を見てると、看板が見えた
目の前に看板が見えたとき
赤い文字で書かれていて
少し消えかかったメッセージが見えた

「愛する貴方への、最後の—————」


の前にある言葉が消えかかっていて
上手くみえなかった
まだ下に残っていたようだけど
走行中だから読み取れなかった

悠「・・・?」

その看板なんてどうでもよかった
でも
何か変な感じがした

とても懐かしくて
とても悲しくて
胸が痛んで
苦しくて

この気持ちはなんなんだろう
誰か教えてくれ誰でもいいから・・・
ねぇ

ボクを助けてくれよ

沙「悠・・・?大丈夫?」
悠「・・・ああ、大丈夫」

俺の相談を乗ってくれる人はいないじゃないか
バカらしい・・・
いつからこの二人を仲間だと思ってた
友達だと思ってた?

俺は孤独だ
俺は沙羅の姉じゃない
俺は沙羅が求めてた悠じゃない
沙羅は俺が求めてた沙羅じゃない

じゃあ・・・俺達は何の夢を見てたんだよ
何の為に俺は沙羅を助けたんだよ

その時、沙羅の笑顔が頭をよぎった
よりにこんな時に・・・

俺は、約束の為に沙羅を利用しているのかも知れない
沙羅なんてどうだってよかったのかもしれない
俺が大事なのは・・・あくまで約束なのか?
いや・・・そんなはずない
そんな事言ったら・・・

肬「教団に潜入するのはキツいな。流石に誰かに変装しないと・・・」

さぁどうしよう。
・・・あ

肬「おいアクマ」
アク「はい?」
肬「あのおっさんの皮取ってこい。そんでもって、私に被せろ」
アク「・・・はい」
こういうときにアクマの能力は役立つな
さて・・・なんせ初めての教団だ
少し目眩がする設定で場所とか聞いておくか

アク「持ってきました」

よしどう見てもアイツと同じだ
・・・おっさんの姿をするのは
私のプライドとしてアレだけどね・・・

アク「コイツはどうしますか」

・・・そうか見つかったらヤバいもんな

肬「そこの水んとこに捨てときな。あ、重り付けるの忘れるな」

悠・・・お前のあの眼は忘れない
今恨みを果たしに行くから
ついでにお前の大事な人も・・・壊してあげるよ

喚け
泣け
苦しめ
不幸のどん底に落ちろ

私と同じ眼にあえ・・・!!!